2016年10月25日 10:42 弁護士ドットコム
大手広告代理店「電通」の新入社員が過労自殺した事件に注目が集まる中、「ブラック企業被害対策弁護団」(代表:佐々木亮弁護士)は11月4日、長時間労働や残業代未払いなどに関する相談を電話で受け付ける「命を、守る。真夜中の労働ホットライン」を設置する。
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ホットラインでは、ブラック企業対策弁護団の弁護士たちが「無料」で相談に応じる。電話番号は03-3503-3370、受付時間は11月4日(金)午後9時~翌5日(土)午前2時。長時間労働や残業代未払い、パワハラ・セクハラのほか、ひろく「働き方」に悩みを持っている人からの相談を受け付ける。
同弁護団の大久保修一弁護士は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、「電通の過労死事件をはじめとして、若者の過労死は、過酷な働き方・使い捨ての結果だと認識している。こうした被害が繰り返さないようしたいと考えている」とホットライン設置の背景を話した。
(弁護士ドットコムニュース)