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六本木ヒルズ52階が一夜限定でアートラウンジに変身 アヤバンビらによる"練り歩き"も

2016年10月25日 09:02  Fashionsnap.com

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「TOKYO道中」の模様 Image by: カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
「クリエイターと産官学の垣根を超えた共創の場」の創出を目指すカルチャー・ヴィジョン・ジャパン(以下、CVJ )による一夜限定イベント「カルチャー・ヴィジョン・トーキョー(Culture Vision Tokyo)」が、六本木ヒルズ森タワー52階 東京シティビューで開催された。谷川じゅんじが総合ディレクターを務め、チームラボ(teamLab)や名和晃平、ライゾマティクス・アーキテクチャー(Rhizomatiks Architecture)など7組が一夜限定で作品を公開。また、ダンスユニットのアヤバンビ(AyaBambi)や義足モデルのGIMOCOが出演し、蜷川実花が演出を手がけたパフォーマンス「TOKYO道中」が披露された。

六本木ヒルズがアート一色にの画像を拡大

 CVJは、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックをスポーツだけではなく文化芸術の祭典と位置付け、文化芸術活動の持続的発展に寄与することを目的に2014年4月にスタートした。会長をカルチュア・コンビニエンス・クラブの増田宗昭社長、副会長を三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長が務め、2015年4月に一般財団法人化。これまで「サカイ(sacai)」デザイナーの阿部千登勢や「アンリアレイジ(ANREALAGE)」デザイナーの森永邦彦、シンガーソングライターの椎名林檎、作曲家の渋谷慶一郎、アーティストの舘鼻則孝ら数々のトップクリエーターが参加し、文部科学省や文化庁、東京都が活動を支援するなど、日本の文化芸術を支えるプラットフォームとして成長している。
 カルチャー・ヴィジョン・トーキョーは「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」の協賛イベントで、「2020東京に向けた文化のキックオフ」として開催。谷川じゅんじをはじめ、エグゼクティブアドバイザーを務めた森美術館の南條史生館長や、音楽監修を手がけたm-floでPKCZのVERBAL、コンセプトワードを担当した東京都現代美術館の長谷川祐子チーフキュレーターなど各フィールドで活躍しているクリエーターや文化人が企画に携わった。同イベントのキーワードは「東京の創造力」。CVJやイベントのヴィジョンに共感したアーティスト7組の作品展示により東京シティビューが彩られたほか、中田ヤスタカやDJ DARUMAらがDJやVJとして会場を盛り上げた。「TOKYO道中」では、「リオ 2016 パラリンピック競技大会」閉会式で行われたフラッグハンドオーバーセレモニーの出演アーティストであるアヤバンビやGIMICO、"暗闇の中での対話ファシリテーター"として活動する檜山晃らパフォーマーが和装に身を包んで登場。和楽器の演奏に合わせ会場を練り歩き、招待客を湧かせた。
■カルチャー・ヴィジョン・トーキョー(Culture Vision Tokyo)エグゼクティブアドバイザー:南條史生総合ディレクター:谷川じゅんじ演出:熊谷友近音楽監修:VERBAL(m-flo / PKCZ)コンセプトワード:長谷川祐子会場グラフィック:岡本健
■作品展示チームラボ(teamLab)「Black Waves」名和晃平「PixCell-Armor」蜷川実花「桜(SAKURA)」ライゾマティクス・アーキテクチャー(Rhizomatiks Archtecture)「TOKYO NIGHT CIRCLE」IMG SRC「Flip Dots」笹岡隆甫「いけばな」WOW「wind form_03」
■TOKYO道中演出 蜷川実花出演:GIMICO、AyaBambi、マメ山田、竜電、檜山晃、SARA、MASAMI、鼓童コリオグラファー:Ayaアーティスティックディレクター / スタイリスト:長瀬哲朗(UM)ヘアー:リョージ イマイズミ(SIGNO)メイク:冨沢ノボル(CUBE)キャスティング:Oi-chan(OIP)
■DJ・VJ中田ヤスタカ、DJ DARUMA(PKCZ)、JOMMY、Lucas Valentine、Jacques Lavoisier、COSMIC LAB