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リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープ、リメイク版『藁の楯』共同開発&共同出資へ

2016年10月25日 07:31  リアルサウンド

リアルサウンド

『藁の楯 わらのたて』(c)木内一裕/講談社 (c)2013 映画「藁の楯」製作委員会

 リュック・ベッソン率いるフランスの映画製作会社ヨーロッパ・コープが、ハリウッドリメイク版『藁の楯』で共同開発&共同出資を行うことが決定した。アメリカ現地時間の10月24日、ヨーロッパ・コープの代表リサ・エルジーと、All Nippon Entertainment Works(ANEW)のCEOサンディ・クライマン、シニア・ヴァイスプレジデントのアンマリー・ベイリーが発表した。


参考:『トランスポーター イグニション』は新たな才能を発掘するか? ヨーロッパコープ映画の魅力と役割


 ANEW、日本テレビ放送網、アメリカの映画製作会社Depth of Fieldとともに、開発、出資、製作を行うことになったヨーロッパ・コープのエルジーは、「我々は日本のスリリングな映画『藁の楯』のリメイクをアメリカのオーディエンス並びに世界市場にお届け出来る事にとても感動しております。この映画は弊社のブランド色にぴったりであり、映画の製作者の方々と一緒に仕事する事を楽しみにしております!」とコメントを発表した。


 『BE-BOP-HIGHSCHOOL』シリーズで知られるマンガ家・木内一裕の小説デビュー作を三池崇史監督が映画化した、2013年公開の映画『藁の楯』は、10億円の懸賞金をかけられた殺人犯を護送することになった、5人の刑事たちの戦いを描いたサスペンス・アクション。大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、山崎努らが出演し、興行収入18.3億円を記録した。リメイク版の脚本は、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』『エンド・オブ・ホワイトハウス』『エンド・オブ・キングダム』などの作品の脚本を手がけた、クレイトン・ローゼンバーガーとカトリン・ベネディクト夫妻が現在執筆中。なお、海外版タイトルは『Shield of Straw』という仮題が付けられている。


■原作者・木内一裕 コメント
私の処女小説「藁の楯」をベースにしたハリウッドでの映画製作が、 思いの外順調に進んでいることを大変嬉しく思っています。そして、 ヨーロッパ・コープが参画することで舞台を欧州に移して、国から国への列車による移送が描かれるのではないかと期待を膨らませつつ、 いち原作ファンとして完成を心待ちにしています。


(リアルサウンド編集部)