トップへ

オートポリスで17年仕様GT500テストがスタート。3車種とも順調に周回重ねる

2016年10月24日 19:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

オートポリスでテストデビューを果たしたホンダNSX-GT
10月24日、大分県日田市のオートポリスで2017年仕様の新スーパーGT500マシンのテストがスタートした。初登場となるホンダNSX-GT、そしてレクサスLC500、ニッサンGT-Rという3車がテストを行った。

 スーパーGT500クラスの車両は、2017年からコーナリングスピードを抑制するための規定変更が為されており、すでに8月の鈴鹿でレクサスの新規定マシンLC500が登場。9月には鈴鹿でレクサスLC500、ニッサンGT-Rの新規定車がシェイクダウンしていた。

 今回のオートポリスのテストでは、新たにホンダNSXの新規定車として『NSX-GT』のロゴが入ったマシンが登場。24日から、ついに3車種が揃うかたちでのテストがスタートした。

 この日のオートポリスは晴天。九州のファンに向けて一般公開されていることもあり、ファンが詰めかけるなかで午前9時から走行がスタートした。序盤から3台ともにピットイン、アウトを繰り返しながらメニューをこなしていった。

 3車種はそれぞれ、レクサスLC500は立川祐路、石浦宏明、そして午後の終盤には伊藤大輔も搭乗。ニッサンGT-Rは午前は松田次生、午後はロニー・クインタレッリという担当でテストを行った。途中、午前に石浦がドライブしていたレクサスLC500は、1コーナーで白煙を上げピットに戻る場面も。タイヤトラブルと推測されている。

 一方、今回がシェイクダウンとなったホンダNSX-GTはまずは山本尚貴が乗り込み、続いて伊沢拓也がドライブ。1日の最後には塚越広大もステアリングを握った。今回はテスト時間の兼ね合いで、ホンダNSX-GTのみ午後は1時間多く走行している。

 レクサスLC500も午後は順調に走行を重ね、3車ともに大きなトラブルなく初日の走行を終えた。とくに初走行だったホンダNSX-GTについては、午後にセットアップ変更を行うために長めのピットインを行ったりしたものの、終始トラブルフリーだったようで、ホンダの松本雅彦GTプロジェクトリーダーやドライバーたちも明るい表情をみせた。

 メニューがバラバラで一概にタイムの比較はできないが、午前、午後ともレクサスLC500がベストタイム。ホンダNSX-GTが2番手、ニッサンGT-Rが3番手という結果となった。この日のセッションの後には、石浦、塚越、クインタレッリが3車種に乗り込み、松田次生がカメラカーをドライブしてGTAプロモーション映像が撮影された。

 テストはこの後26日まで行われる予定で、2日間とも24日同様一般公開される。詳細情報はオートポリスホームページ(http://www.autopolis.jp)まで。

スーパーGT GT500開発メーカーテスト
オートポリス 1日目タイムPosCarAM BestPM Best1レクサスLC5001'35.3991'34.9432ホンダNSX1'36.3951'35.6633ニッサンGT-R1'37.0821'36.634