2016年F1アメリカGP決勝で、ウイリアムズのフェリペ・マッサは7位、バルテリ・ボッタスは16位だった。
■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 決勝=7位
スタートはかなり良かったし、途中まではすばらしく順調なレースだった。最初のコーナーでは、接触を避けながら2台をパスすることができた。そして、その後もペースが良かったので、僕は後続を引き離しつつあった。
だけど、バーチャル・セーフティーカーが入ったことが、僕には本当にアンラッキーだった。9秒後方を走っていた(カルロス・)サインツが、大きくタイムを稼いで僕の目の前に現われ、結果的にはポイントも稼いでいったんだ。
終盤には、フェルナンド(・アロンソ)がインに飛び込んできて僕のクルマをヒットし、そのせいでタイヤがパンクしてしまった。あれで6位フィニッシュ、あるいは5位に入れたかもしれないチャンスは台無しになった。
それでも何とか7位でレースを終えて、フォース・インディアとの差を詰めることはできたものの、本当ならもっと彼らに迫れたはずだ。もうこのレースは忘れて、次のメキシコのことだけを考えるよ。
(Sky Sportsに対してアロンソとの接触について語り)僕が普通にコーナリングしていたら、彼がインに飛び込んできた。すでにコーナーに入っている僕のマシンにヒットし、おかげで僕のタイヤがパンクした。その瞬間に僕のチャンスが消えたんだ。間違いなく彼に責任がある。
バルテリ・ボッタス 決勝=16位
今日はとても残念な一日になった。スタート直後のターン1にはインサイドから入って、いいラインが取れていた。だけど、ちょうどエイペックスのあたりで(ニコ・)ヒュルケンベルグにヒットされ、右後輪がパンクしてしまったんだ。そのときにフロアも壊れたので、僕は大きくダウンフォースを失った状態で、そこから先のレースを走ることになった。
こういうときには、すぐ翌週にメキシコでレースがあるのがありがたいよ。次のレースで挽回すれば、悔しい思いを長く引きずらずに済むからね。ポジティブな点は、チームとして多少なりともフォース・インディアとの差を縮めたことだけど、今後は2台揃って大きくポイントを稼ぐ必要がある。