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BMW7シリーズに“ハイエンド版V12”と“プラグインHV”のふたつの個性が登場

2016年10月24日 16:11  AUTOSPORT web

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BMW M760Li xDrive
昨年フルモデルチェンジして6代目となったBMWのフラッグシップ・サルーンである7シリーズに、BMW M社が手がけるハイエンドモデルの『BMW M760Li xDrive』と、新世代のプラグイン・ハイブリッド機構を搭載した『BMW 740e iPerformance』の、ふたつの個性が一挙に登場した。

 炭素繊維を多用した革新的なボディシェルである「カーボン・コア」を核に、革新的なテクノロジーを数多く採用している7シリーズ。そのラインナップの最上位に位置する『M760Li Xドライブ』は、最高出力448kW(610ps)、最大トルク800Nm(81.6kgm)の圧倒的なパフォーマンスを発揮する新開発の6.6リッターV型12気筒BMW M Performanceツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。そこに全輪駆動制御のXドライブを組み合わせることで、0-100km/h加速3.7秒という驚異的な動力性能を実現している。

 エクステリアでも、V12を搭載する最強版の個性をアピールすべく、Mエアロ・ダイナミクス・パッケージを標準装着。さらに、バンパーなどに施されたクローム・インサートにより、エレガントなスタイリングを強調するデザイン・ピュア・エクセレンス・エクステリアを装着した『V12 Excellence(ブイ・ジュー・ニ・エクセレンス)』もラインアップする。




 一方、X5や3シリーズ、2シリーズ・アクティブツアラーに続いて、BMWの電動化技術を集めたeDrive搭載モデルに与えられる『iPerformance』の名を冠する740eは、9.2kWhの大容量リチウムイオン・バッテリーに2.0リッター直列4気筒ターボと、8速AT内臓の83kW/250Nmのモーターを搭載。システムトータルの最高出力240kW(326ps)、最大トルク500Nm(51.0kgm)を発生し、電動走行可能距離もJC08モードで42km、最高速140km/hと、実用に足るEV性能を確保している。


 走行モードも『オート、マックスeドライブ、バッテリーコントロール(チャージ)』の3種類が用意され、ドライバーの意思を忠実に反映できるほか、BMWではおなじみのドライブモードも3種類+アダプティブの4モードを搭載。

 加えて、全国約8500基の提携充電ステーションにて1年間無料で充電が可能なBMW専用の公共充電サービス「ChargeNow(チャージナウ)」を標準付帯するなど、プラグインHVモデルとしての日常使いの快適さにも抜かりはない。

 それぞれの価格は、最強版V12搭載の『BMW M760Li xDrive』『同V12 Excellence』ともに2420万円。『BMW 740e iPerformance』はシリーズのエントリー的なポジショニングとなる戦略的価格設定で1169万円。『同M Sport』が1240万円となり、10月下旬からデリバリー開始。V12搭載車は来年2月頃の納車を予定している。



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