2016年F1アメリカGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは3位だった。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=3位
レースの序盤、スーパーソフトを履いていたことは助けになった。とはいえスタート自体は、メルセデス勢より圧倒的によかったという感じはしなかったね。
ニコ(・ロズベルグ)がアウト側に行くのを見て、僕はイン側に行くことができた。ターン1をトップで抜けられたらうれしかったけど、2番手でも十分よかったよ。
最初の2、3周はルイス(・ハミルトン)についていこうと頑張ったけど、彼のソフトタイヤの方がいい性能を発揮していた。2位には入れるかと思っていたのに、バーチャル・セーフティカー(VSC)が僕らに有利に働かなかった。
でも心の底からがっかりしているという感じでもないんだ。ここで表彰台に立てて最高の気分だからね。このサーキットは大好きだし、決勝前の国歌斉唱もすごくよかった。うそなんかじゃなく、本当に鳥肌が立ったぐらいだ。表彰台も最高だった。
今回もまたたくさんポイントを集めることができた。僕らは少なくともニコに対抗できるペースはあったから、それは心強いよ。この後の数日で、またできる限りの対策をしていく。
マックス(・フェルスタッペン)とキミ(・ライコネン)は不運に見舞われて、(レッドブルとフェラーリの4台で)今日最後まで走り切ったのは僕とセブ(ベッテル)のふたりだけだった。フェラーリよりも少しだけ多くポイントが取れたから、よかったんじゃないかな。これからも努力し続けて、最後の数戦、また表彰台に上りたい。
2位はつかめると思った。でもVSC(の際にロズベルグがピットストップを済ませたこと)によって、僕らはニコに対して10秒失った。ピットストップが終わったら、僕らは彼より5秒前にいたはずなんだ。終盤で彼に追いつかれたとしても、少なくとも戦うことはできたのに。
VSCがなければ、上位争いがもっと面白くなったはずだ。