2016年F1アメリカGP決勝で、フェラーリのキミ・ライコネンはリタイアに終わった。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=リタイア
もちろんこんなレースの結末は理想とは程遠い。今日はマシンのパフォーマンスがよかっただけに残念だ。
ソフトタイヤに交換すると、どういうわけか苦戦した。バランスは悪くなかったが、期待していたグリップを得られなかった。スーパーソフトに戻すと、マシンはまたよくなった。
3回目のピットストップを終えてピットを離れる時、減速して「何も問題はないのか」と(チームに)聞いた。火花が見えたからだ。ピットレーンの終わりのところでチームからマシンを止めるよう言われた。
何が起きたのか理解する必要がある。リヤホイールのナットがきちんと装着されていなかった。
(ホイールがしっかり装着される前に)ピットのシグナルがグリーンになった理由を調べて理解する必要がある。再発を防止するために必要な変更を行うかもしれない。グリーンライトが点いたらもちろん僕は発進する。なぜ準備ができていないのにグリーンになったんだ?
クルマを止めた時、ホイールは外れたりしていなかった。でも100パーセント確信が持てなかったから止まるしかなかった。あの状態から復帰するのは不可能だった。