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中田ヤスタカ、Perfume&きゃりー楽曲の秘密明かす「フレーズが成長していく」

2016年10月24日 12:11  リアルサウンド

リアルサウンド

きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」

 関ジャニ∞の冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の10月24日放送回のゲストに、中田ヤスタカが出演。海外のアーティストからもリスペクトされる音楽の秘密に迫った。


(関連:Perfumeのライブはなぜかくも愛される? 2016年を総括する「Dome Edition」への期待


 同番組は、ライブ&トークハウス“関ジャム”にゲストアーテイストが出演し、ライブとトークを披露する音楽番組。名曲の制作秘話や当時の暴露話、ふだん見ることのできないアーティストたちの素顔が飛び出すコミカルな展開と、ゲストの持ち歌をオリジナルアレンジで関ジャニ∞とセッションする、レアなコラボレーションが見どころだ。ほかにも番組には、小籔千豊、堀田茜が登場した。


 先週の放送に出演した蔦谷好位置、ヒャダインが「繰り返すフレーズを少し変えるのは狙いなのではないか」とコメント。それを受けて中田は、「メロディーがあまり変わってなくても、コード進行で毎回違うように聞かせるとか。同じことやってる時にアドリブっぽく変えたくなる瞬間をそのまま忠実に残していく」とコメントした。中田はPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」を例にキーボードを実際に弾き、繰り返すサビのメロディーのウラでコード進行をドラマチックに変化していることを説明した。


 また、中田はきゃりーぱみゅぱみゅの「PONPONPON」を例にサビが出てくる度に伴奏を変えていること、曲のラストに向けて散りばめた音を一つにしていることを説明。「3分とか4分とかの短い時間ですけど、最後に行くに従ってフレーズが成長していくというか」と話すと関ジャニ∞メンバーから驚きの声が上がった。さらにきゃりーの「最&高」では、Aメロからサビのメロディーを印象付け、サビになった時に聞き馴染み感を出していることをコメントした。


 ゲストの堀田から「チョコレイト・ディスコ」を例に挙げ、「女子の気持ちを考えて歌詞を書いているんだろうなと思っている」と話すと、中田は「架空の主人公を決めてることが多くて、この話の中にはこういう人が言いそうなことを作って」と語り、続けて「歌詞を書くのは全然迷わないですね。僕はシンガーソングライターじゃないので、こういう風に思ってる人っていう書き方じゃないんですよ。だからなんでも書ける」と説明。


 大倉忠義から歌詞のメッセージ性について問われると、「結果的にメッセージっぽくなることはあるんですけど」と話し、夢を追いかける人々の心情を歌った曲、Perfume「Dream Fighter」については「僕は深く考えてないんで、いいこと言ってるっぽいかな?」とコメントしスタジオメンバーを驚かせた。


 番組終盤のジャムセッションでは、関ジャニ∞メンバー7人で自分たちの楽曲「愛でした。」を歌唱&演奏した。次回はTOKIO 松岡昌宏をゲストに迎える予定だ。


(向原康太)