酒をだす飲食店であまりお酒を注文しない場合、店から嫌がられることがあるらしい。10月16日、発言小町に「居酒屋でどれだけ飲めば迷惑にならないの?」という質問があった。
投稿者の女性は引越ししたばかり。近所に飲食店がまったくない中、近くの居酒屋が気に入って女子高校生2人を含む家族4人で頻繁に通っていたところ、店側から「お呼びでない客」という態度されてショックだという。(文:okei)
「料理はお酒を飲む人のおつまみだから…」と言われ
そこは夫婦2人で切り盛りする小さな居酒屋で、子どもたちはジュースだが大人はお酒2~3杯、料理は5品くらい注文し、1~1時間半ほどで退店。会計は4~5千円ほどだという。料理が美味しいので、引越しが落ち着くまで週に3回くらい通ったが、やがて迷惑がられていることに気付いてしまったそうだ。
予約について聞くと、「予約はお酒を飲む人だけ」、料理を注文すれば、「料理はお酒を飲む人のおつまみだからなくなってしまう」と言われるように。気付けば「いらっしゃいませ」などのあいさつもいい加減になってきた。
「うちは迷惑な客だったのだ」と気付き、行くのをやめたそうだが、嫌われたことがショックだという。
「お酒は、最低どれだけ頼めば嫌われないのでしょうか?食べたらすぐに(子どもだけ)帰るけれど、高校生も問題だったのでしょうか?」
と問いかけていた。このトピックには「客商売としてどうかと思う」「言語同断!!失礼すぎ!!」と同情の声が寄せられたものの、「そりゃ迷惑です」と、店側の視点で指摘する人が圧倒多数だった。
「1人1250円?ファミレス以下ですね」「そりゃ迷惑だ」
まず、投稿者の家族全体で払う金額が4~5000円、「1人当たり1250円なんて安すぎる」という声だ。
「かなり(料理を)低価格で提供していますよね。お酒2~3杯、高校生を含む食事込みで客単価千円余り。お酒で利益のバランスを取っているお店だとわかります」
「うち夫婦と中学生娘二人ですが居酒屋行ったら一万位は飛びますよ。4~5千円は、定食屋さんの予算かな」
「飲まないのに1時間半は長すぎる。そりゃ迷惑だ」「4人で5000円なんてファミレスよりも安価な店」
小さな規模の店なら仕込みの量も限られているし、酒がメインの店なら「お酒飲んでよ」が店主の願望だというのだ。客単価は、せめて3000円くらいが妥当だという。
さらに、「お店の雰囲気の問題として、大人のお店に高校生が歓迎されないのは当然です」と、未成年者を酒飲みの場に連れてくること自体に苦言を呈する人もいた。他にも、「常連客の料理が不足した事が続いたのかも」など、個人経営の小さな店が普段のペースを乱されるのは嫌だろうと予想している。
蕎麦屋に来てデザートのあんみつで過ごすような勘違い?
書き込みの中には、「都心のビストロでは『ワインを飲めないお客様はお断り』という店もあります」との指摘もある。正直、ここまで居酒屋の立場で使う金額を意識している人が多いことに驚いた。それだけ、投稿者が家族で使う金額が一般とかけ離れた「迷惑価格」なのだろうか。そもそも「飲めない人は居酒屋に行かないほうがいい」ということかもしれない。
投稿者は、後の返信コメントで「これがトラウマになって居酒屋自体に行けなくなりました」とまで言っているが、それに対しても「被害者ぶらないでください」「蕎麦屋に来てそば頼まず、デザートのあんみつで過ごすような勘違いですよ」とびしびし怒られていた。
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