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ホンダ・チーム・アジア MotoGP第16戦オーストラリアGP決勝日レポート

2016年10月23日 23:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

尾野弘樹
オーストラリアGP決勝で尾野が8位ゴール
パウイは転倒に巻き込まれレースを終える

Rd16オーストラリアGP/フィリップアイランドサーキット:2016年10月23日(日)
コンディション:ドライ
気温:12℃
路面:34℃

 現地時間午後1時(日本時間午前11時)にスタートしたMoto3クラスでHonda Team Asiaの尾野弘樹がシングルフィニッシュの8位でチェッカーフラッグを受けた。

 日曜の天候は好天に恵まれ、路面温度もこの週末で最高の34℃を記録した。現地時間午後1時(日本時間午前11時)に始まったレースは、転倒者が続出して6周目に赤旗中断。その後、10周のレースで再開された。このスプリントレースでは、尾野は10台以上の大集団のなかで激しいバトルを繰り広げ、最後は8位でゴールを果たした。

 一方、チームメイトのカイルール・イダム・パウイは、最初の決勝レース開始直後の2コーナーで、直前のライダーが目の前で転倒。それを避けることができず、転倒に巻き込まれてしまった。その結果、マシンが大破し、第2レースのグリッドにつくことはできなかった。

尾野弘樹(8th)
「レース2は、序盤から集団内につけて、最後までチャンスを狙っていた。グループの最前方でゴールすれば3位だったので抜きどころを探っていたが、最後は前に出られずに終わってしまった。それでも、今週の難しいコンディション下でシングルフィニッシュをできたのはよかったと思うので、次のセパンでもがんばって良い結果を獲得したい」



カイルール・イダム・パウイ(retired)
「スタート直後に目の前で転倒があり、避けようがなかった。たったふたつのコーナーでレースが終わってしまい、とても残念だ。幸い怪我をしなかったので、次のレースはいつもどおりに戦える。次戦はホームGPなので、家族やファンやチームのためにも、全力で戦うつもりだ。今からセパンに行くのが待ち遠しい」



岡田忠之-チーム監督
「パウイは、運悪くスタート直後に目の前で転ばれて、避けることができずにクラッシュしてしまった。避けようがなかった。幸い怪我がなく、次戦は母国GPなので、地元の強さを活かして表彰台を狙ってほしい。尾野は赤旗で中断して荒れた展開の後、10ラップのスプリントレースでがんばってシングルフィニッシュを果たしてくれた。次のセパンは彼も走行経験があるサーキットので、是非とも良い結果を目指してほしい」