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10月24日からのテストに向けオートポリスに3メーカーの17年仕様GT500車両が集結

2016年10月23日 19:41  AUTOSPORT web

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オートポリスに集結したニッサン、レクサス、ホンダの2017年仕様新GT500マシン
10月24~26日、大分県日田市のオートポリスで2017年仕様の新スーパーGT500マシンのテストが行われるが、走行を翌日に控えた10月23日、3メーカーの新GT500マシンがサーキットに顔を揃えた。

 2017年からのGT500車両は、現在“異次元の領域”に踏み込んでいるコーナリングスピードを抑制するため、フロントスプリッターとリヤディフューザーに対してダウンフォースを25%削減するための規定変更が盛り込まれているほか、安全性向上のための後部隔壁の設置等の変更が為されている。

 すでに8月の鈴鹿では、レクサスの新規定マシンLC500がお披露目されており、9月には鈴鹿でレクサスLC500、ニッサンGT-Rの新規定車がシェイクダウン。今回のオートポリスのテストでは、最終戦もてぎでのお披露目に向けて、新たにホンダNSXの新規定車が登場する。

 10月1日から営業を再開したオートポリスは走行開始前日の23日、午前中こそ雨、霧に見舞われたものの、午後には雨も上がり、美しい夕日も出る一日となった。そんななか、ピットには1コーナー寄りから順にニッサン、ホンダ、レクサスと3メーカーが陣取り、新規定車が運び込まれ、夕刻にはGTアソシエイションによる撮影も行われた。

 ニッサンGT-Rは、鈴鹿同様に市販の17年モデルのものを採用したボディに、デザインライン周辺がカモフラージュされた状態で登場。一方、レクサスLC500は、鈴鹿までの装いから一変。カーボンブラックで登場し、空力処理も鈴鹿でのお披露目からは変更されている。このあたりの詳細はオートスポーツNo.1443で掲載予定だ。

 一方、世界初公開となるホンダNSXは、フロントの空力処理をはじめこれまでの現行車とは処理が異なっている。また、ボディサイドにはこれまでの『NSX CONCEPT-GT』から『NSX-GT』とロゴが変更されているのも気になるところだ。

 テストは10月24~26日と行われる予定で、レクサスは1~2日目がブリヂストンを装着、3日目はヨコハマを履く様子。ニッサンは1~2日目がミシュラン、3日目がヨコハマ。ホンダは3日間BSとのこと。このテストは今季は熊本地震の影響でスーパーGTの影響でレースが開催できなかったこともあり、九州のファンに向けて一般公開される。詳細はオートポリスホームページ(http://www.autopolis.jp)まで。