尾野弘樹 2016.10.22 ロードレース世界選手権 第16戦 オーストラリアGP 予選
[Moto3] ロイが6番手タイムをマーク
2016年10月22日(土)・予選
会場:フィリップアイランド・サーキット
天候:曇りのち雨
気温:11℃
コースコンディション:ドライのちウエット
Moto3 レポート
Moto3クラスは、ドライからウエットへ、さらにドライへとたびたびコンディションが変わる難しい予選となりました。また、セッション終盤には転倒者の救済のために赤旗中断になるなど、タイヤの選択、アタックのタイミングなどが明暗を分けることになりました。
Honda勢は、いい流れに乗れず、トップ10に入ったのは、6番手のリビオ・ロイ(RW Racing GP BV)のみ。以下、総合3位のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が13番手、総合2位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が16番手、ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)が17番手、カイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)が18番手、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が19番手と、中団からのスタートとなりました。尾野弘樹(Honda Team Asia)は、セッション終盤に転倒を喫して29番手。Honda勢は、全体的に厳しいグリッドとなりましたが、決勝では追い上げのレースに挑みます。
Moto3 コメント
リビオ・ロイ(Moto3 6番手)
「こんなレースは、フィリップアイランドだけです。一日に春夏秋冬があると言われていますが、本当でした。今日はセッション終盤に豪雨が来そうでしたが、なんとかそれてくれました。とにかく、どこからともなく突然雨雲が現れてきます。そういう状況に瞬時に対応していくのはとても難しいのですが、チームの全員ががんばってくれました。最後のアタックは、セクター2で失敗しましたが、なんとかセカンドローに並ぶことができました」
ホルヘ・ナバロ(Moto3 13番手)
「今日の予選はおかしかったです。セッションが始まり、コースインするやいなや雨が降り始めたので、ピットに戻りレインタイヤにチェンジ。セッティングも雨の状態にしてコースインしましたが、次第に路面が乾き始めたので、もう一度タイヤを交換し、セットを変えました。そして順調にタイムを上げていたのですが、ベストタイムをマークしているときに赤旗中断になりました。残念でしたが、再開してからの数ラップで13番手までポジションをばん回したので、そこから追い上げたいです」
エネア・バスティアニーニ(Moto3 16番手)
「赤旗中断のあと、タイムを出すのは容易ではありませんでした。コース上が混雑していたし、クリアラップがとれませんでした。今日の結果にがっかりしています。しかし、いい点は、昨年より10以上も上のグリッドにいるということです。明日の決勝はドライコンディションで戦いたいです。決勝に向けて、ウォームアップでさらにセットアップを進めたいです」
尾野弘樹(Moto3 29番手)
「ウエットだった午前中のフリー走行では9番手タイムをマークできましたが、午後の予選は初めてドライコンディションで走ることになり、ポジションを落としてしまいました。最後に転倒しなければ、もう少しポジションはよかったと思いますが、ウエットのような順位は無理でした。明日は速いグループについていって、ポイント圏内でフィニッシュしたいです」