中上貴晶がオーストラリアGP予選で12番グリッド
ウィライローは6列目から決勝に臨む
Rd16 オーストラリアGP/フィリップアイランドサーキット:2016年10月22日(土)
コンディション:ドライ
気温:10℃
路面:14℃
第16戦オーストラリアGPのMoto2クラス予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は12番手タイムの1分34秒615を記録。明日の決勝レースは、4列目12番グリッドから25周の戦いに臨む。
昨日午後の走行がキャンセルされた埋め合わせとして、午前のFP3は通常よりも15分長い1時間に延長された。しかし、コンディションは相変わらず不安定で、中上は大半の時間をピットボックスで過ごした。一方、ウィライローは悪条件下で10周以上の走行を行い、このセッションで29番手につけた。
午後の予選で、中上は序盤から快調な走りを披露してトップタイムを記録したが、セッション半ばに4コーナーでハイサイド転倒を喫した。転倒直後は右肩を脱臼していたが、自力で外れた関節を元に戻した。その後は予選の走行をしなかったが、中上は明日の決勝レースに向けて4列目12番グリッドを獲得した。
チームメイトのラタパー・ウィライローは、予選終盤に1分34秒920を記録した。決勝は6列目17番グリッドからのスタート。明日はトップ15を射程距離に収め、ポイント獲得を狙う。
日曜のスケジュールは午前11時10分(日本時間9時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、決勝レースは午後2時20分にスタートする。
中上貴晶 (12th,1’34.615,+0.623)
「ハイサイドで地面にたたきつけられた際に、右肩の関節がはずれてしまった。骨折ではないことはすぐにわかったので、少しずつ肩をあげていくとうまく元通りにはまってくれた。コンスタントに良いラップタイムを刻んでいた最中の転倒で、まだ少し痛みが残っているのは残念だが、明日は良いペースでレースをできる自信がある」
ラタパー・ウィライロー(17th,1’34.920,+0.928)
「このサーキットは右コーナーが少なく、予選では転倒者が多かったので、4コーナーや10コーナーは特に慎重に走るように心がけた。今季ベストグリッドを獲得できたので、明日は充分にポイント圏内のトップ15を狙えると思う」
岡田忠之-チーム監督
「中上は運良く骨折に至らず、序盤から良いタイムを出していたので12番グリッドを獲得できた。ラタパーはこの難しい状況下でがんばって今季ベストグリッドを獲得してくれた。明日は寒く厳しいレースになると思うが、最後までうまくマネージメントして走りきり、チェッカーフラッグを受けてほしい」