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「休日返上ゴミ拾い」「ミスしたらマイク使って全員に謝罪」 職場の「嫌な決まりごと」に本当にウンザリ

2016年10月22日 10:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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勤め人は辛い。僕のような自営業と違って、雨の日も、風の日も朝早くから出社する必要がある人たちは、本当に大変だと思う。だからこそ、せめて会社の中では余計なストレスを感じないでほしいところだけど、現実はそう優しくないようだ。

職場のわけの分からないムダな決まりごとによって、余計に気疲れしている人たちもいるようだ。(文:松本ミゾレ)

「有休を使うときは社員一人一人に休む理由を言わないといけない」

先日、「ガールズちゃんねる」に「あなたの職場の嫌な決まりごと」というスレッドが立った。つまらない決まりごとが色々と紹介されているんだけど、笑えないほど酷い有様も少なくない。中でも際立って意味不明なものを、いくつか紹介してみたい。

「休日の地元海岸のゴミ集め。もちろん給料なし」
「週一の飲み会。お酒飲めないしおっさんのつまんない話とか武勇伝とか聞くの疲れた」
「有給使う時に社員1人1人に休む日と理由を言わなきゃ行けなくて、休みあけには1人1人にお休みありがとうございましたと言い回らないといけない」
「仕事で間違いを起こしたら、全員の前でマイク使って、『こんな間違いをしてしまいました。申し訳ありません。以後気をつけます』って言わせられること。辛い……」

こんな感じで、嫌な気分になる話がかなり多い。

休日返上のボランティアだとか、有給を使う際の理由をいちいち説明するなんてのは、当たり前の権利すら守られていない。息が詰まりそうになる。

特に休日に会社の人間と会うなんて、本当にろくでもない決まりごとを考えたものである。休みの日ぐらい、会社の連中と会わずに済ませたいと思っている人が大半だろうに。

他にも新年会で周囲の他の客がいる中、大声で万歳三唱だとか、プレゼント交換をするだとか、「マジかよ、バカなんじゃないの?」としかいえない決まりごとがあった。

誰も得しない決まりごとは、関わる全ての人を不幸にする!

また、書き込んだ人物が直接関与しているわけではないものの、精神的に参ってしまうような思いをした、という話もある。

「同じビルの上の階の会社から、毎日同じ時間に過度な拍手や無理した笑い声が聞こえてくる。それ聴くだけでも滅入る」

恐らく上の会にあるというその会社は、ベクトルがおかしい意識高い系の会社なんだろう。こういうのをやらされる当事者もたまったもんじゃないけど、聞かされる側も相当気分が悪くなるようだ。

大体、会社の決まりごとなんて考案する人間は大抵自分のアイディアをまかり通らせて周囲に影響力を発揮しておきたいだけだったり、変なビジネス書に影響された平凡な社長とか、そういう連中が大半だ。これに振り回され、嫌な気分にさせられているのは、不憫で仕方がない。

が、一方で僕としては「そんなに嫌な気分にさせられているなら、もう転職しなよ」といいたくなるところはある。毎日意味不明な規則に縛られてストレスを溜め込んだり、休日にはみんなでゴミ拾いをしたり、そういうことをしなくて済む職場は山ほどある。

決まりごとが多い職場がより多くの賃金を保証してくれるというわけでもない。下らない規則など存在しない職場で仕事をしている人だって大勢いる。「転職は厳しそうだし、我慢してこの日常の決まりごとに耐えよう」という根性がある人なら、そもそもどこの職場に転職してもそこそこ上手くやれるだろう。

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