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オートポリスで10月24~26日に新GT500車両のテストを実施。ホンダ新車も登場

2016年10月21日 21:41  AUTOSPORT web

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松田とクインタレッリがステアリングを握った230号車ニッサンGT-R
スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、10月24~26日に大分県日田市のオートポリスで行われる2017年型スーパーGT500クラス車両のテストを一般公開すると発表した。このテストでは、ホンダの2017年型GT500車両も初めて走行する。

 2017年のGT500車両は、主にダウンフォース削減を目指しリヤディフューザーのサイズが縮小されたり、リヤウイング幅が変更されたりといった改良を受けている。すでに8月の鈴鹿ではレクサスの新車LC500が正式にお披露目されたほか、9月に行われたテストではニッサンGT-Rの17年仕様も登場している。

 10月24~26日にオートポリスで行われるテストには、レクサスLC500、ニッサンGT-Rに加えて、大注目と言えるホンダの新型車両も世界初登場する予定だ。ホンダ、ニッサンの2車の正式お披露目は最終戦もてぎが予定されているが、それに先だっての走行となる。

 通常、新型GT500車両の走行はクローズドされたサーキットで行われ、メディアの取材も厳しく制限される。“秘密”が多い開発テストでは当たり前の光景だ。しかし、そんな新GT500車両のテストがなんと一般に公開されることになった。これは極めて異例なことだ。

 舞台となるオートポリスは、4月に発生した平成28年熊本地震の影響でサーキットにダメージを受けたため、今季はスーパーGTのレースを開催することができなかった(メーカーテストも開催できず)。そのため、九州のファンにとっては今年GT500マシンの走行を目にする貴重な機会となりそう。しかも、それが新型車だ。

 入場料は大人500円(高校生以上 ※駐車料含む)。中学生以下は入場無料(親権者同伴に限る)と格安。さらに11月19~20日に開催されるスーパー耐久第6戦の観戦券所持者、2016スーパーGTサポータークラブ会員ならばなんと無料だ。

 ただし、注意点も多い。現在地震によるダメージの修復工事が進んでいるため、メインスタンド、ロイヤルルーム付近等入場禁止のエリアが多い。また、パドック周辺やピット内、ピット裏、ピットロード等は立入禁止や撮影禁止の場所もある。ドライバーに会うことは難しいと思った方がいいかもしれない。さらに、開発車だけに走行を行わないケースやスケジュールの変更もあり得るのでご注意を。

 とはいえ、ほぼ見ることができないGT500の新型車のテストを九州のファンのために公開するという決断は、オートポリス、GTアソシエイション、そして各メーカーの英断と言える。スーパー耐久観戦券での入場は注意事項もあるので、テスト観覧の前には必ずオートポリスホームページ(http://www.autopolis.jp)をチェックしておこう。

■スーパーGT GT500新型車両メーカーテスト
走行スケジュール
10月24日(月) 9:00~11:00 / 13:00~16:00
10月25日(火) 9:00~11:00 / 13:00~16:00
10月26日(水) 9:00~11:00 / 14:00~16:00
※天候などにより変更になる場合あり。
※ゲートオープン:8:00/ゲートクローズ:17:00(各日)