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VLN最終戦は新車やDTMドライバー多数参戦で見どころ満載

2016年10月21日 15:31  AUTOSPORT web

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ポルシェ・ケイマンGT4・クラブスポーツMR
10月22日に、今シーズンの最終戦が開催されるVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ。すでに2017年のニュルブルクリンク24時間レースを見越して、DTMドイツツーリングカー選手権のシーズンを終えたばかりのドライバーたちが数多く参戦するほか、多くの新車も顔を揃えそうだ。

 今回開催されるVLN最終戦で、多くのドライバーが駆るのがBMW M235i。カスタマースポーツ用車両として多くのマシンがデリバリーされており、今季はBMW Team RMGからブルーノ・シュペングラーとアントニオ・フェリックス・ダ・コスタがドライブする。興味深いのは、同じくBMW M235iを駆る予定のルーカス・アウワーとフェリックス・ロゼンクビスト。メルセデスベンツAMGのワークスドライバーだが、“練習車”としては適任のようだ。

 また、ワーケンホルスト・モータースポーツのBMW M6 GT3にはトム・ブロンクビストが、またニュル初挑戦となるBMW Team RBMからはジュニアドライバーのニコ・メンツェルが参戦。“コーチ役”としてスーパーGT300クラスでStudie BMW M6を駆るヨルグ・ミューラーが乗り込む。

 一方、今回のVLNには期待のニューマシンも登場する。パリショーで公開され、世界中のツーリングカーユーザーから注目を集めるTCR規定の新車アウディRS3 LMSが実戦デビューを飾る予定だ。ドライバーにはワークスのクリストファー・ハーゼや元WTCCドライバーのジョルディ・ジェネ等充実のラインナップ。チームも名門フェニックスで、注目度は抜群だ。

 また、7月に開催されたスパ24時間で開催され、すでに走行がスタートしている新GT4マシン、ポルシェ・ケイマンGT4・クラブスポーツMRも参戦。ニュルを知り尽くすマンタイ・レーシングが開発した車両だ。アウディRS3 LMS、ケイマンGT4ともにSP-Xからの参戦となる。

 そのSP-Xクラスでは、前ラウンドで初参戦しいきなり優勝を飾ったファーンバッハー・レーシングのレクサスRC-F GTプロトタイプが注目の存在だったが、チームは最終戦でふたたび現行モデルに戻しての参戦になるという。

 話題のドライバーや新車が目白押しのVLN最終戦は、10月22日(土)の日本時間午後7時にスタートする。なおVLNのオフィシャルサイト(www.vln.de)でライブストリーミングやライブタイミングが無料配信される予定だ。