加賀山就臣率いるTeam KAGAYAMAは10月20日、11月5~6日に鈴鹿サーキットで開催されるMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第9戦鈴鹿で、清成龍一がJSB1000クラスにスポット参戦すると発表した。
清成は近年BSBブリティッシュスーパーバイク選手権を主戦場として戦っているが、2015年、16年と鈴鹿8耐にTeam KAGAYAMAから参戦していた経緯をもつ。今回の鈴鹿でのJSB1000参戦は、加賀山からのオファーに応える形での実現となった。すでにBSBの最終戦を終えた清成は、スズキGSX-R1000を駆って鈴鹿に挑む。
「加賀山さんからずっと誘われていたのですが、イギリスでの体制変更などいろいろとあったので、決めるのに今までかかってしまいました」と清成。
「チームとはここ2年、鈴鹿8耐で一緒に戦ったので、安心して参戦できます。参戦するからには勝つつもりで頑張ります」
また、熱いリクエストが実った加賀山は「鈴鹿の最終戦、JSB1000クラスに清成と私の2台体制で参戦します。鈴鹿8耐のリベンジです。それとともに、世界に挑戦しやすい環境作りや、世界で活躍している選手が全日本にスポット参戦しやすい環境にしていきたいと思います」と語った。
「過去には、全日本最終戦でグランプリライダーの参戦が多々ありました。全日本ライダーはとても刺激を受けたのを覚えています。今回の最終戦では、清成とレオン(ハスラム)が加わり盛り上がりそうですね」
清成の全日本ロードレース参戦は、2012年に高橋巧の代役としてスポット参戦して以来4年ぶりになるという。また、Team KAGAYAMAは加賀山、清成、J-GP2の浦本修充と、初の3台体制となる。