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トランプ候補の女性蔑視発言 娘が心境語る 「父は真摯に謝罪した」

2016年10月20日 17:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ドナルド・トランプ候補の娘イヴァンカさん(右)が心境を告白
「スターが相手なら、女性はやらせてくれる」「既婚女性とセックスしようとして失敗した」などと過去に放ったハレンチ発言が今頃になってリークし、米大統領選を前に再び猛批判を浴びているドナルド・トランプ候補。彼の娘でビジネスウーマンとして活躍するイヴァンカさんが、父のとんでもない発言につき「腹立たしく感じました」と胸中を明かした。

「しばらくの間ムスリム(イスラム教徒)のアメリカ入国を完全に禁止したい」「メキシコとの国境に巨大な壁を建設し、メキシコに費用を支払わせる」などという過激発言を放ち、アンチ、支持者の両方を増やしてきたドナルド・トランプ氏。しかし同氏が過去に放ったハレンチ発言が今になってリークし、「これは酷い」という声がアメリカ国民から噴出。トム・ハンクスなど人気セレブ達も怒りを露わにしており、このスキャンダルが選挙に与える影響は決して小さくないとみられている。

そんな中、トランプ氏の娘でパリス・ヒルトンの友人でもあるイヴァンカさんが「2016 Fortune Most Powerful Women Summit」なる会に登場。そこでインタビューに応じた彼女は、父のスキャンダルにつきこのようにコメントした。

「あの会話は、私も不快に感じました。」
「しかし(リークした)テープは10年以上前に録られたもの。父もこの会話については覚えていないはずです。ですが父も非常に恥ずかしい思いをし、私にだけでなくアメリカ国民に対してその思いをしっかり表現したのです。父が心境を告白したことを嬉しく思いますし、謝罪は父にとって大事なことだったと思います。」
「あのような発言を父は恥じ、そして謝罪したのです。私は父があんな話をするのを耳にしたこともありません。ですから内容を知り、私も少し不愉快でした。しかし父は真摯に謝罪したのです。」

ちなみにトランプ氏についてはセクハラ疑惑も浮上しているが、これにつき妻のメラニアさんは涙目で抗議。TVインタビューに応じ、「ヒラリー・クリントンやメディアに企てられたこと」「夫は女性を支持する人物」と述べ、「夫は女性にハレンチ行為をはたらくような人物ではありません」と主張した。
(TechinsightJapan編集部 洋子アンダーソン)