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レクサス、『IS』をマイナーチェンジ。「走りの愉しさ」とインテリアの高い質感を追求

2016年10月20日 17:31  AUTOSPORT web

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IS350“F SPORT”(ホワイトノーヴァガラスフレーク)
レクサスは、同社のFRスポーツセダン『IS』のIS350、IS300h、IS200tをマイナーチェンジし、10月20日に全国のレクサス店で発売した。
 
 ISは、革新的なデザインとエモーショナルな走りを体現するFRスポーツセダンとして人気を博してきたシリーズ。

 今回のマイナーチェンジでは、サスペンションの改良とインテリアの機能向上を通じ、ISのDNAともいえる「運転の愉しさ」の熟成を進めるとともに、デザインをアグレッシブに進化させた。

 また、予防安全パッケージ『Lexus Safety System+』を全車に標準装備。このほか、ナビゲーション・オーディオシステムの改良などスポーツセダンに求められる優れた安全性の確保と快適性を向上させている。


 ISの持つスポーティーなイメージを一層際立たせるため、エクステリアデザインは力強くアグレッシブに。

“Aggressive Sports”をテーマとしてスピンドルグリルの下部を拡大させ、低重心でスポーティーな印象を与える造形となった。

“F SPORTS”は、スピンドルグリルに漆黒メッキのモールを採用したほか、グリル両端のブレーキダクトを意識したバンパーサイドガーニッシュを用いてワイド&ローな見た目を印象づけている。

 ヘッドランプは内側に延伸することでL字型のクリアランスランプとの連続性を高め、鋭さを強調している。LEDに変更されたリヤコンビネーションランプは、L字を層状に重ねたデザインとすることで、奥行感を表現した。

 走行性能に直結する足回りには、優れた減衰力を発揮する改良型ショックアブソーバーを採用。フロントサスペンション・ロアアームをアルミ製に変更することで剛性アップと軽量化を両立させた。

 さらに、サスペンションやパワーステアリングの電子制御など、細部に至るまでチューニングを施し操縦安定性と乗り心地を高次元で両立させ、レクサスが目指す「すっきりと奥深い」乗り味を追求している。


 インテリアは機能性と質感を高める改良が施されている。ナビゲーション/オーディオディスプレイをipadより大きい10.3インチに拡大し、視覚情報をより大きく鮮明に表示。標準装備の「レクサスISプレミアムサウンド」はスピーカーが増設され、全10個となり、。広がりと奥行きを感じられる臨場感あふれるクリアな音質を実現したという。

 内装色は新たにニュアンスブラック、シャトー、ノーブルブラウンを採用し全5色の設定となった。

 全グレードに標準装備される予防安全パッケージ『Lexus Safety System+』は、衝突回避支援システム「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱を検知する「レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)」、「オートマチックハイビーム」、「レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)」がパッケージ化されたシステムで、高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援を可能にした。

 メーカー希望小売価格は、IS350(3.5L V型6気筒)が559万9000円~620万7000円(税込)
IS300h(2.5L 直列4気筒+ハイブリッド)が555万4000円~578万8000円(税込)
IS200t(2.0L 直列4気筒ターボ)が470万0000円~530万8000円(税込)となっている。