アニメ!アニメ!2016年秋アニメ特別企画!編集部やライターが1話を見た感想をストレートに約140文字で語ります。今回は10月13日深夜より放送の『舟を編む』です。
実写映画が話題となった本作。面白そうと思いつつ原作・映画ともにチェックできていなかったので、このたびのアニメ化はありがたいというのが率直な感想だ。冴えないいち営業マンに過ぎなかった馬締光也が、特殊な素質を要求される辞書編集者としての才能を見出される1話にはワクワクが詰まっていた。
<キャプテン住谷>
辞書編集部での不器用な人間ドラマ。白いシルエットの爽やかなOPがいい。垢抜けない風貌や声の調子で主人公・馬締のマイペースぶりが際立って見えるし、アバンや本話ヤマで強調された“文字”は思わず意識してしまう。アニメ化で加わった表現が上手く効いていた。謎キャラ「じしょたんず」が気になる。
<仲瀬 コウタロウ>
【物語】
営業部員の馬締光也と辞書編集部員の西岡が街中で偶然出会う。西岡と同じ編集でベテランである荒木は、中型国語辞典「大渡海」の刊行計画を進めながらも、自分の定年を間近に控え後継者探しをしていた。そして西岡から、馬締の話を聞いてスカウトすることに…。
【スタッフ】
原作: 三浦しをん(光文社文庫刊)
キャラクターデザイン原案: 雲田はるこ
監督: 黒柳トシマサ
シリーズ構成: 佐藤卓哉
キャラクターデザイン: 青山浩行
美術監督: 平間由香
音響監督: 長崎行男
音楽: 池頼広
アニメーション制作: ZEXCS
制作: 玄武書房辞書編集部
【キャスト】
馬締光也: 櫻井孝宏
西岡正志: 神谷浩史
林香具矢: 坂本真綾
荒木公平: 金尾哲夫
松本朋佑: 麦人
佐々木薫: 榊原良子
三好麗美: 斎藤千和
岸辺みどり: 日笠陽子