「一流の“雑談”とは、どのようなものだと思いますか?」
そう聞かれたら、何と答えるだろうか。
おそらく、このように聞かれても困るという人がほとんどだろう。雑談とは、それほど何となくしてしまうものともいえる。
でも、『超一流の雑談力 「超・実践編」』(文響社刊)の著者、安田正さんの「一流の雑談」のイメージは明快。「明確な目的(仲良くしたい、お願いごとがあるなど)をもたせて行う雑談」を指すという。
では、一流の雑談をするためにはどうすればいいのか。
ここでは二つ、テクニックを紹介しよう。
ひとつめは、リアクションの取り方。
相手の話を受けて、どうリアクションするかで、会話の盛り上がり方はぜんぜん変わってくる。
そこで、参考になるのが、「え~、本当ですか!」というフレーズの使い方だ。
詳しくは下記の図を参考にしてみてほしい。
ふたつめは、自分が発する「音」を工夫することで印象操作をするというもの。
具体的には、オノマトペを工夫すればいい。
特に、「破裂音」と呼ばれる「パ行」で始まるオノマトペを使うだけで、相手の持つ印象は抜群に良くなるという。
●パ=「パーッと」「パリパリ」など
●ピ=「ピンと」「ピッタリ」など
●プ=「プリプリ」「プルプル」など
●ペ=「ペラペラ」「ペロッと」など
●ポ=「ポロッと」「ポロポロ」など
本書では他にも、相手をノセるための視線の配り方など、「すぐに実践できて、効果あり」なテクニックが多数、紹介されている。雑談に少しでも苦手意識のある人なら、手にとってみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)