MotoGPのマニュファクチャラーは、ウイングレットが禁止される2017年にボディワークのアップデート回数も制限されることになりそうだ。
バレンシアで行われる2016年シーズン最終戦が、MotoGPでウイングレットが使われる最後のレースとなる。また、この禁止により空力開発の対象がフェアリングへとシフトする。
9月のサンマリノGP期間中に開かれたグランプリ委員会のミーティングでは、極端なソリューションを避ける方向で落ち着いた。これにより、各マニュファクチャラーは使用可能なデザイン数が制限されることとなる。
初期のフェアリングとフロントマッドガードのデザインは、カタールでのシーズン開幕戦でMotoGPのテクニカルディレクターの許諾を得なければならない。
その後はマニュファクチャラーごとではなく、ライダーごとに1回だけのアップグレードが許可されることになる。
先週末もてぎで開かれた委員会の最新会議での声明によると、この移行は”コスト削減の利益”をもたらすとのことだ。
ウイングレットの急速な開発は各サーキットの特性をベースに多様化され、付属パーツの絶え間ない進化をもたらした。
また委員会は、2018年以降すべてのレーシングスーツは許可された空気注入式のエアバッグに適合しなければならないという要求を承認した。これはMotoGPの関係者らに支持された動きだ。