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セパン12時間の“最初のエントリー”発表。ニュルの強豪マンタイが参加へ

2016年10月19日 17:41  AUTOSPORT web

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ポルシェ・チーム・マンタイのポルシェ911 GT3 R
2016年からSROモータースポーツ・グループが運営し、インターコンチネンタルGTチャレンジの一戦として開催されるモチュール・セパン12時間。SROは10月18日、そのエントリーについて決定しているものを発表した。

 セパン12時間は、マレーシアの独立記念日を祝うレースとしてこれまで開催されていた『メルデカ・ミレニアム』をベースに、SROが強力にバックアップし開催するイベント。スパ24時間やバサースト12時間とともに、GT3カーによる“世界戦”インターコンチネンタルGTチャレンジの最終戦として行われる。

 このレースにはヨーロッパのGT3チーム、アジアのGTレースで活躍する強豪チームのエントリーが見込まれているほか、SROとGTアソシエイションとのコラボにより、日本からもスーパーGT300クラス(JAF-GT車両含む)、スーパー耐久のST-X車両も参加が可能となっている。

 そんなレースに向けて、SROはエントリーリストは公開していないものの、エントリーの一部を発表した。

 最も注目と言えるのは、ニュルブルクリンクの強豪・ポルシェ・チーム・マンタイのエントリーだ。チームはポルシェ911 GT3 Rを2台エントリー。911号車は2015年ル・マン王者のアール・バンバー/ニック・タンディがパトリック・ピレとトリオを組み、912号車はリヒャルド・リエツ/ミハエル・クリステンセン/フレデリック・マコウィッキのトリオと、ワークスドライバー6人が揃っている。

 また、AFコルセ/スピリット・オブ・レース、T2モータースポーツ、ナザ・ネクサス等のチームがフェラーリをエントリー。GT3カーだけでなくTC、GT4/Sでは、日本でスーパー耐久に参戦するamuse & SPV Racingがトヨタ86とレクサスRC350をエントリー。オーストラリアのジム・ハンター・レーシングがスバルWRX STIを走らせるという。

 その他にも、毎年のようにセパンにワークス格をエントリーさせているアウディをはじめ、マカオでのGTワールドカップに出場する有力チームの参戦が期待される。

 一方、気になるのは日本チームのエントリーだ。先述のamuse & SPV Racingのほかに、GT3/GT300チームのエントリーが噂されている。スーパーGTのサーキット等で集めた情報では、どうやらGT300チームが3チーム3台ほど、スーパー耐久チームが2チーム2台ほどエントリーしそうだ。GT300チームのうちの1台はJAF-GT車両だ。

 日欧GTチームの対決がどんなかたちで実現するか大いに気になるセパン12時間。レースは12月8~11日に開催される。