来季からドゥカティに移籍するホルヘ・ロレンソは、ヤマハからへレスで行われるドゥカティのプライベートテストへの参加許可が当然降りるものと考えているが、どれくらい走行できるかはわかっていないと語っている。
ヤマハは、ロレンソが移籍後バレンシアで最初に行われる公式テストへ参加することは許可しているが、その一週間後にヘレスで行われるドゥカティのプライベートテストへの参加については許可する意志はないと述べている。
9年にもおよぶヤマハとロレンソのパートナーシップは2016年で終わりを迎えるが、ロレンソとの契約はレースシーズンではなくカレンダーの日付がベースとなっているためだ。
そのためロレンソは、今シーズン終了後、移籍先のドゥカティとのテストをすぐに始められるようヤマハに許可を求めているという。
「言うまでもなく僕はヘレステストに参加したい」とロレンソ。
「でもこれは僕だけで決定できることではない。今のところ、僕はバレンシアでテストすることになる見込みだ。たとえまだ承認が降りていなくてもね」
「ヘレステスト参加について、ヤマハは乗り気ではない。そのうちどうなるかはっきりするだろう。僕たちは何年もの間、一緒に仕事をしてきたし、一緒に勝利を得てきた。その結果を考えても、僕はテストへ参加できて当然だと考えている」
「だけどこれは僕だけで決められることではない。ヤマハがどのような決定を下してもそれを尊重するつもりだ。僕はヤマハのライダーだからね」
一方、スズキは来季からヤマハに移籍するマーベリック・ビニャーレスが最終戦後のテストに参加することを許可していると見られる。また、ドゥカティもスズキに移籍するアンドレア・イアンノーネのテスト参加を了承している。