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Rn-SPORTS スーパーGT第7戦タイ レースレポート

2016年10月18日 14:21  AUTOSPORT web

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エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
2016年10月8日~10月9日

SUPER GT2016 第7戦タイ
エヴァRT初号機Rn-s AMG GT#111植田正幸/鶴田和弥

*公式予選天候:晴れコース状況:ドライ
予選結果23位入場者数 24,249人

*決勝天候:晴れコース状況:ドライ
決勝結果16位入場者数27,948人

 第7戦の舞台は今年で3回目の開催となるタイ/チャン・インターナショナル・サーキットで行われた。タイのこの時期は雨期で、今大会も予選開始直前に一瞬雨がパラついたがコース上に影響を及ぼすことなくドライの状況で予選がスタートする。

 予選Q1は植田選手が担当するも、セットが上手く噛み合わず23位で終えることとなる。

 翌、決勝日は前日とは打って変わり晴天となり、それ故に厳しい暑さのなかのレースとなる。そんななか、#111のクールスーツにトラブルが発生しより過酷な状況に追い込まれる。

 スタートドライバーは鶴田選手が担当するが、その状況下で渾身の力を振り絞りポジションアップしつつ33Lapを走行し終える。PITはタイヤ無交換作戦で、コース上20位で植田選手を送り出す。

 クールスーツは相変わらず不具合のままだったが、鶴田選手の頑張りに応えるべくタイヤ無交換にも関わらず、なんとラスト3ラップで毎周回ベストラップを更新するというパフォーマンスで、16位でチェッカーを受ける。チームポイントも3ポイントをゲットする結果となった。

 2016’S-GTも残す所はオートポリスの代替え戦と最終戦の2レースをともにツインリンクもてぎで行うことになる。チームはシーズン最後のベストパフォーマンスを目標に挑む。


*ドライバー植田正幸のコメント
 タイ戦は初年度に走行しましたが、昨年は走行してなかったので楽しみと不安がありました。フリーでマシンの良い所を見つけられなくて予選はセットを試していない方向で臨みました。

 予選ではやはりトラクションの不具合で駄目でした。決勝に向かってエンジニアと予選とは反対の方向で、勝負に出ました。スタートは鶴田選手が担当しましたが、やはり燃料が満タン時のバランスが悪く、ジャンプアップはできませんでしたが、燃料が減るにつれてラップタイムが上がり順位を上げて僕に交代、タイヤを無交換、給油のみで20位でコースに復帰しました。

 僕も鶴田選手と同じで前半はトラクション不足に悩まされましたが、中盤からバランスも良くなり中団グループと同じ位のラップを刻めましたが、それ以上のことはできず16位でチェッカーを受けました。

 GTも残す所、茂木大会の2戦です。この2戦を悔いの無いように攻めの作戦で行きたいと思います。チーム一丸となって戦いますので応援宜しくお願いします。

*ドライバー鶴田和弥のコメント
 初めてのタイのコースで不安でしたが金曜日のコースウォークで感覚が少し掴めました。土曜日のフリー走行はセクター3の感覚がなかなか掴めず苦労致しました。決勝レースですが、スタートを担当させて頂きましたが他車よりペース良く走れる自信がありましたが、ストレートの遅い車では抜くことがなかなか出来ずに苦戦致しました。

 しかし、そのなかで淡々と周回し今季初の一周遅れでゴールする事が出来ました。結果はまだまだですが、次戦の最終戦は今回以上の結果を残せるように頑張りたいと思います。

*監督代理松村繁明のコメント
 公式練習は路面状況や鶴田選手が初めてのコースと言うこともあり、慎重に進めましたが、トラフィックによるタイムロスがあったものの、トップとの差は大きく予選に向けて大きくセットを変更しました。

 公式予選はセット変更が行き過ぎた感があり、思うようなタイムアップはできませんでした。

 決勝レースは序盤にRCに引っ掛かりタイムロスしましたが、パスしてからの鶴田選手のタイムは非常に良く、バトンタッチした植田選手もタイヤ無交換の走行にも関わらず、最終ラップの一周前でベストラップを叩き出す等、猛暑のなか最後まで諦めずプッシュした結果、今シーズン初のチームポイントを獲得することができました。

 最終戦の茂木では、今年の集大成でドライバーズポイント獲得を目指します。

 今後とも応援宜しくお願い致します。