マノー・レーシングは、17日、今週末のアメリカGPで開発ドライバーのジョーダン・キングがF1のフリープラクティスデビューを果たすことを発表した。
イギリス出身22歳のキングは今年、レーシング・エンジニアリングに所属しGP2での2年目のシーズンを戦っており、最終戦を前にランキング5位に位置している。2015年からマノーの開発ドライバーを務めているが、これまではテストでしかF1マシンに乗ったことがない。
昨年末にはアブダビでのピレリテストに参加、今年はバルセロナとシルバーストンで行われたインシーズンテストでマノーのマシンを走らせた。
自身にとってF1プラクティスデビューとなる、今週金曜のオースティンでのFP1を前に、キングは次のように語った。
「MRT05で2回、とてもいいテストをしたことで、この好機への道が開けた。(今回のフリープラクティスへの参加で)僕は正しい方向に向けてまた一歩大きな一歩を踏み出した」
「夢がかなった。だが同時に金曜にマシンで行う仕事がある。チームのアメリカGPへの挑戦に役立つたくさんの価値のあるフィードバックやデータを確実に提供したい」
「90分の中でやるべき作業は山のようにある。マシンバランスを研究して、チームのシミュレーション作業との相関関係のチェックをする予定だ」
「このグランプリ用のタイヤスペックと併せて、いくつか新しいコンポーネントを評価する」
「それから、このサーキットを学び、マシンのことをよく理解するつもりだ。前回シルバーストンで走った時からかなり開発されてきたからね。待ちきれないよ!」
キングはこのセッションでパスカル・ウェーレインのマシンに乗る予定だ。
マノーのレーシングディレクター、デイブ・ライアンは次のように述べた。
「ジョーダンにFP1を走る最初の機会を与えるのは良いことだろう」
「彼は開発ドライバーとして非常に素晴らしい仕事をしてきた。このチャンスは彼のプログラムの一環として組み込まれていたことだ」
「我々は、彼のフィードバックと、MRT05での彼のパフォーマンスをさらに評価できるこの機会をとても楽しみにしている」