Moto2 レポート 激戦が続くMoto2クラスは、予選2番手のトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)と、PPスタートのヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)の一騎打ちとなり、好スタートからオープニングラップを制したルティが、ザルコの追撃を振り切って優勝しました。3戦ぶり今季3勝目を挙げたルティは、総合4位から3位に浮上。3戦を残し、チャンピオン争いに生き残りました。
総合首位のザルコは、前半はフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)と2番手争いの集団を形成しますが、後半、モルビデリと中上を突き放し、トップを走るルティを追いかけました。しかし、ミスをせず1分51秒台前半のペースをキープするルティにはわずかに届きませんでした。
後半戦に入って第11戦チェコGPから4戦連続で表彰台から遠ざかっていたザルコですが、久しぶりの表彰台に立って満面の笑みを浮かべました。総合2位のアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)が転倒し、再スタートするもノーポイントの20位に終わったことで、その差を21点へと広げることに成功しました。