マノーF1チームのパスカル・ウェーレインは、今シーズンのオープニングラップでの印象的なパフォーマンスについて、最初の2、3のコーナーでどこにマシンを持っていくべきかを“推測”することが秘訣であると語った。
ウェーレインは今シーズンこれまでの所、1周目に合計で34位ポジションを上げている。これはオープニングラップで合計40位アップしたフェルナンド・アロンソに次ぐ数だ。
「間違いなく後ろの方にいた方が順位を上げるのは簡単さ。それは明らかだ」とウェーレイン。
「だからファーストラップがとても重要なんだ。特に最初のふたつのコーナーがね」
「どこにマシンを持っていくのがベストなのかを推測する。それがすべてだ」
「たいてい1コーナーか2コーナーで何かが起きるから、位置取りが肝心なのさ。後ろの方にいるときは特にね」
メルセデスの育成ドライバーであるウェーレインは来季の計画はまだ決まっていないが、ルーキーイヤーの終わりに近づくなかでよい手ごたえがあると述べた。
「かなりポジティブだよ。みんな喜んでいる」
「今年はF1でのルーキーイヤーだし、(DTMで走っていたため)シングルシーターでレースをすること自体3年ぶりだったから、今年最大の目標はできる限り学ぶことだった」
「車とサーキット、ピレリタイヤで走ったことが無かったのでタイヤのこと、さらにF1の仕組みについても学ばなければならなかった」
「昨年を振り返ると、今年ポイントを取れるとは想像すらできなかった。僕らは予想よりよくやったよ」
「(入賞を果たした)オーストリアは最も重要なレースとなった。僕の目標のひとつはメルセデスで得たことや彼らのマシンでの経験を活かして、できる限りチームの助けとなることだった。なんとか達成できたよ」
「今年僕らはチームとして本当にいい仕事をしてきた。すべてが本当にうまくいっているね」