F1での将来が決まるのを待っているエステバン・グティエレスは、自分が運に恵まれなかったために結果を出せずにいることをハースは理解しており、今も手厚いサポートを受けていると語った。
今季F1レースドライバーの座に復帰したグティエレスは、厳しいシーズンを送っており、2017年にハースに残留できるかどうか、不透明な状況にある。
グティエレスは第17戦終了時点で、11位で5回フィニッシュしているが、まだポイントは獲得していない。
今シーズン何度も不運に見舞われていたことをハースは考慮してくれると思うかと聞かれたグティエレスは「そう思うよ。僕は彼らの手厚いサポートに本当に驚いている。とても前向きなんだ」と語った。
「大きな努力をしているのをチームのみんなはわかっている。そして僕の実際のパフォーマンスを見ているから、チャンスに恵まれなかったのだと考えてくれている」
「彼らにとっても腹立たしいことだ。彼らは僕にうまくやってほしい、良い結果を残してほしいと思っているからね。それでも彼らは僕を支持してくれている」
「僕が言う彼らというのは、チームで大きな意思決定をするような人たちであり、僕の将来を決めるとても重要な人たちのことだ。だからこそ素晴らしいんだ」
グティエレスは今シーズン、ドライビングについて何かと批判をされてきた。特にレース中ブルーフラッグを無視するとして、ライバルたちを激怒させている。
「僕の立場がいかにフラストレーションのたまるものであるかを理解してほしい」とグティエレスは言った。
「外側から見ても、僕がプッシュしていること、コース上でいいパフォーマンスを発揮していること、速さを見せていることが分かるはずだ。結果を出すために必要な全てが僕のもとにあることをね」
「でもなんだかんだ理由があって、いい結果は出ていない」
「それでも僕が前向きに笑っているのが分かるだろう。自分のやっていることを楽しんでいるからね。大きな自信があるんだ」
「僕は自分にできること、それから自分自身を強く信じているし、それらが変わることはない。なぜなら人々は色々言ったり、批判をしようとしたりするものだからさ」
「みんな僕の状況がどのようなものだったか、よく見て考えてほしいと思う」
「僕はこの状況から抜け出してみせる。そして将来大きな成功を収めたときに、今のことを振り返って、あの時はすべてのことにイラつかされたなと思い出すだろう」