尾野弘樹 3番手フィニッシュの尾野が失格処分に
パウイは19位で完走
Rd15 日本GP/ツインリンクもてぎ: 2016年10月16日(日)
コンディション:ドライ
気温:23℃ 路面:35℃
午前11時にスタートしたMoto3クラスの日本GP決勝レースで、Honda Team Asiaの尾野弘樹が激戦の末に3番手でゴールした。しかし、表彰式後に、ライダーとマシンの合計最低重量規定(152キログラム)にわずかに400グラム足りなかったことが判明し、痛恨の失格処分となった。その結果、20位でゴールしたチームメイトのカイルール・イダム・パウイは19位に繰り上がった。
2列目4番グリッドスタートの尾野は、昨日の予選でツインリンクもてぎのコースレコードを更新した速さを決勝でも披露。最終的な裁定はともかく、ツインリンクもてぎに詰めかけた5万人を超す観客が目撃したとおり、最後まで激しいバトルを繰り広げて3番手のチェッカーフラッグを受けた事実は変わらない。
一方、22番グリッドスタートのパウイは、初体験のコースで20周のレースを戦い、さらにライダーとしての学習を深めた。
尾野弘樹(失格)
「レース終盤にトップ2台と少し離れてしまったので、絶対に3位を取るぞという気持ちで最後まで戦った。背後の選手が仕掛けてくるのは予想できていたし、抜かれてもふたたび抜き返す自信があった。3番手でチェッカーフラッグを受けた後に重量規定違反で失格処分になったのは残念だが、次のレースで再び表彰台を獲得して自分たちの実力を示したい」
カイルール・イダム・パウイ(19位)
「スタート直後の1コーナーで、目の前で転倒があって出遅れてしまった。その後もグループを追いかけているときに集団の中で転倒があり、前と離れてしまった。厳しいレースウィークだったが、初体験のサーキットで今回もたくさんのことを勉強できた。来週もがんばりたい 」
岡田忠之-チーム監督
「今日のレースで、尾野は3番手でゴールをしてくれたが、最低重量規定に抵触し、失格処分になってしまった。これはチーム側の過失であり、全力で走ってくれたライダーに申し訳なく、日本のファンの皆様にも申し訳ない結末になってしまった。二度と同じ過ちを繰り返さないよう、今後はしっかりと管理を徹底したい。パウイに関しては、この難易度の高いサーキットで貴重な経験を重ねて、良い勉強をしてくれたと思う」