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ホンダF1「今季開発への満足度は50パーセント」期待外れの鈴鹿をバネにさらなる向上を

2016年10月17日 07:11  AUTOSPORT web

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2016年第17戦日本GP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、不本意な結果に終わった日本GPの後、2016年シーズン中のパワーユニットのアップグレードを完了した今、感じている満足度は50パーセントであると語った。

 ホンダはF1復帰2年目である今年、パワーユニットを大きく向上させてきた。しかしホンダのホームである日本GPでマクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソ16位、ジェンソン・バトン18位と今シーズン最悪の結果に終わった。

 今季中のトークンを使用したアップデートはすでに終了しており、アロンソもバトンも最終バージョンのパワーユニットをすでに使い始めている。

 長谷川総責任者は今年の進歩の度合いには満足しているが、一方で、まだチャンピオンであるメルセデスらにはおよばないため、100パーセント満足はできないと述べた。

「2016年の開発は終わりましたが、もちろん毎戦パワーユニットを微調整し続けていきます」と長谷川総責任者が語ったとF1iが伝えた。

「満足度は50パーセントです。今年は大きく進歩してきたものの、まだトップチームのレベルには到達していないからです」

「今年してきた仕事はもちろん来年役に立つでしょう。今は、2017年序盤に気持ちを完全に集中させています。来年何が起こるかは、その後分かるでしょう」

 不本意な結果に終わった日本GPだからこそ、学ぶことはあったと、長谷川総責任者はプラスの要素に目を向けている。

「鈴鹿で見つけたポジティブな要素はふたつあります。パフォーマンスが貧弱だったことで、実態を把握できること、そして謙虚になれることです」と長谷川総責任者。

「通常の場合よりも、チームが自分自身を深く省みる助けになります。また、次のレースではもっといい仕事をしようというモチベーションにもなるでしょう。(アメリカGPでの)ジェンソンのエンジンペナルティを避けることもできました」

「今の時点で予想するのは難しいですが、オースティンは鈴鹿よりは私たちに合っているはずです」