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Honda Team Asia MotoGP第15戦日本GP Moto3クラス予選日レポート

2016年10月16日 10:11  AUTOSPORT web

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尾野弘樹
尾野は予選最速タイムを記録
パウイは8列目から明日の決勝に臨む

Rd15 日本GP/ツインリンクもてぎ: 2016年10月15日(土)

コンディション: ドライ
気温: 22℃ 路面: 35℃

 土曜午後12時35分から40分間で争われた第15戦日本GPのMoto3クラス予選で、Honda Team Asiaの尾野弘樹は、1分56秒443の最速タイムを記録した。明日の決勝レースは、2列目4番グリッドからスタートする。チームメイトのカイルール・イダム・パウイは、8列目22番グリッド。予選の自己ベストタイムは1分57秒395だった。

 土曜日のツインリンクもてぎは昨日同様の好天に恵まれ、午前のFP3で尾野とパウイはともに前日からセットアップとフィーリングをさらに進歩させた。このセッションの順位はそれぞれ、12番手と30番手。

 午後の予選で、尾野はさらに前進を見せ、セッション終盤にサーキット記録を更新する最速タイムとなったが、昨日に通告された3グリッドペナルティにより、明日は4番グリッドからのスタートになる。決勝レースでは、今季ベストフィニッシュでホームグランプリを飾り、地元ファンの大きな声援に応える心構えだ。一方、8列目スタートのパウイは、午前から午後にかけて1.7秒のタイムアップを果たした。決勝ではポイント圏内のゴールを目指す。

 明日は、現地時間午前8 時40分から20分のウォームアップ走行を実施。20周で争う決勝レースは、午前11時にスタートする。

尾野弘樹(1st, 1’56.443)※決勝は2列目4番グリッドからのスタート
「正直なところ、今日の午前まで苦戦していたが、午後に向けてリアサスペンションをモディファイしたことでグリップが向上した。さらに、ギアレシオを午前よりもロングにし、それがタイムアップにつながった。決勝のグリッドは4番手だが、予選でトップタイムを記録できたことはうれしいし、気分が良い。アベレージタイムも悪くないので、明日は優勝争いをできると思う」

カイルール・イダム・パウイ(22th, 1’57.395, +0.952)
「昨日の課題だったブレーキングや立ち上がりのスライドが改善し、気持ちよく走れるようになった。予選では午前よりも1.7秒詰めることができたので、悪くない内容だったが、トップまで0.9秒差で、決勝は22番手からのスタートになった。レースペースは1分57秒台で安定しているので、明日はポイント圏内を目指したい」

岡田忠之-チーム監督
「尾野は、昨日のFP1でパウイを引っ張って走行しようとした際にペナルティになり、3グリッド降格の通告を受けたが、最低限の課題だった2列目に並ぶことができた。レースを想定したタイヤライフとマシンのチェックをできているし、母国グランプリの優位性もあるので、明日は良いレースをしてくれるだろう。気負いすぎずに落ち着いて走れば、表彰台を狙えると確信している。パウイは昨日からかなりコース攻略が進んだ。明日はポイント圏内を目指してがんばってほしい」