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ポルシェ WEC第7戦富士 予選レポート

2016年10月15日 18:51  AUTOSPORT web

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1号車ポルシェ919ハイブリッド
プレスインフォメーション 2016年10月15日

FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦、日本(富士) LMP1クラス 予選

919ハイブリッドはフロントロウを獲得

 小山町. 小山町. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)の919ハイブリッドは10月15日(土)午後に富士スピードウェイで行われたFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦、富士6時間耐久レースの予選において2位及び6位となりました。

 現世界チャンピオンであるカーナンバー1のティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブランドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウエーバー(オーストラリア)組はフロントローから、現在チャンピオンシップポイントのリーダーであるカーナンバー2のロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は6番グリッドから明日の決勝レースをスタートします。

 ポールポジションを獲得したカーナンバー8のアウディと2番グリッドのカーナンバー1のポルシェとの差は僅か0.025秒でした。このタイム差を距離に換算すると、2台の差は1.4mだった事になります。

 かつてF1日本グランプリの舞台であった富士山の麓に位置する全長4.549kmのサーキットにおけるポルシェのターゲットは、マニュファクチュアラー及びドライバータイトル連覇に少しでも近づくことです。

 数々の条件はありますが、結果次第ではここ日本でポルシェが両タイトルを獲得する事は可能です。決勝レースは明日10月16日午前11時にスタート予定です。

 WECでは2名のドライバーによるベストタイムの平均でグリッドが決定いたします。富士スピードウェイにおいては、カーナンバー1はベルンハルトとウェバー(1分23秒595で2番グリッド)が、カーナンバー2はジャニとリーブ(1分24秒134で6番グリッド)が予選アタックを担当しました。

予選後のコメント
フリッツ・エンツィンガー、LMP1担当副社長
「今回の富士の予選は本当にギリギリの争いでした。ポールポジションと2位の差は1000分の25秒しかありません。もちろんいつも予選はぎりぎりの戦いですが、今年これほど熾烈な争いはありませんでした」

「決勝においても同じようにエキサイティングな激しいレースを期待せずにいられません。気象情報によると明日は少し涼しくなるようですが、我々にとって問題ではありません」

アンドレアス・ザイドル、チーム代表
「またしても非常にスリリングな予選を通じて我々はなんとか919ハイブリッドをフロントローに戻すことができました。富士スピードウェイのような極端に長いストレートを持つ特殊なサーキットでも我々が十分な戦闘力を持つことを証明できました」

「ティモもマークも完璧なアタックを決めてくれ、ポールポジションとの差は本当に紙一重でした。ニールとマルクの2号車が何故、完全な戦闘力を発揮できなかったかはこれから分析します」

「朝のプラクティスでは、2台とも決勝ペースではいいタイムで走れることを確認していますので、明日のスタートを楽しみにしています」

ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1 ドライバーのコメント
ティモ・ベルンハルト (35歳、ドイツ)
「言い訳するような必要はまったくありません。我々は必死にアタックして、ポールポジション獲得の可能性もありました。もちろん残念ではありますが、100分の3秒届かなかったということです」

「マークは2回にわたって完璧なアタックラップを敢行し、私もいいタイムを出すことができました。もう一度予選について分析をしたら、決勝レースへ向けて頭を切り替えるべきです。明日こそが本当の勝負なのですから」

マーク・ウェバー(40歳、オーストラリア)
「今日のポールポジション争いは実に素晴らしいものでした。もちろん我々にとって満足のいく結果ではありませんでしたが、ティモも私も自分のベストラップには満足していますし、決勝レースへ向けての準備は整っています」

919ハイブリッド カーナンバー ドライバーのコメント
ニール・ジャニ(32歳、スイス)
「今回の予選は我々にとっていいものではありませんでした。我々はじっくりと分析してなぜこういうことになったか原因を分析する必要があります」

「個人的にも完璧なアタックラップを決めることができませんでしたし、マシーンも完璧とはいえませんでした」

「いずれにしても明日に向けてすべてが正しく機能するよう確認する必要があります。どんなに厳しいバトルになったとしても、本当に熱い戦いになるはずです」

マルク・リーブ(36歳、ドイツ)
「6番手グリッドは決して嬉しいものではありません。カーNo.1のクルーは可能な限りひとつにまとめましたが、我々はそれができませんでした。今日はエキサイティングな一日でしたがトラフィックに捕まるという不運もありました」

「各車の差はほんのわずかです。もし0.2~0.3秒でもロスをしたら6番手になってしまう、そういうことです」


Back in front row from Porsche AG on Vimeo.