尾野弘樹 2016.10.14 ロードレース世界選手権 第15戦 日本GP フリー走行
[Moto3] バスティアニーニが初日のトップタイムをマーク
2016年10月14日(金)・フリー走行
会場:ツインリンクもてぎ
天候:晴れ
気温:21℃
コースコンディション:ドライ
Moto3 レポート
Moto3クラスは大接戦となりました。トップタイムをマークしたのは、ツインリンクもてぎを得意とするエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)で、今季初優勝に向けて絶好のスタートを切りました。
2番手にはホームGPに闘志を燃やす尾野弘樹(HONDA TEAM ASIA)で、セッション終盤までトップにつける好走となり、初表彰台、初優勝の期待が膨らみました。3番手にはリビオ・ロイ(RW Racing GP BV)、4番手にはホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)で、上位4台までHonda勢が独占しました。
9番手は昨年のウイナーであるニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)で、予選では、Honda勢のフロントロー独占が期待されます。
ワイルドカードで出場の岡崎静夏(UQ & Teluru Kohara RT)は35番手。日本人選手としては、21年ぶりの女性ライダーのグランプリ出場として大きな注目を集めています。2日目のタイム短縮とポジションアップに期待されます。
Moto3 コメント
エネア・バスティアニーニ(Moto3 1番手)
「今日はとてもうまくいきました。午前中から速さがありました。しかし、十分ではなかったので、午後のセッションに向けてデータをチェックしました。このサーキットはあまりグリップがなく、低速コーナーの出口で少し苦戦しています。でも午後は改善できたし、いいパフォーマンスを出せました。明日の予選はいつものように激しいバトルになると思うので、引き続きがんばって取り組みます」
尾野弘樹(Moto3 2番手)
「初日2番手で終えられましたが、セッション終盤に転んでしまい、しっかり力を出し切れませんでした。今日はあまりフィーリングがよくなかったのですが、そういう状況の中では、順調にタイムを更新することができました。セッション終盤に転んだ理由は、フロントから切れ込んだためです。まだ、自分のライディングもマシンのセットアップもまとまってきていないので、引き続き明日も取り組みたいです」
リビオ・ロイ(Moto3 3番手)
「このサーキットは好きです。とても自信があり、初日を3番手で終えられて、すばらしい気分です。マシンの感触は最高です。全体的に速さがありますが、セクター3でまだ改善の余地があります。明日の予選でさらに改善させなければなりませんが、今のところとても調子がいいです」
岡崎静夏(Moto2 35番手)
「SP1で自己ベストに近いタイムをすぐに出すことができました。いつも乗っているエンジンよりも速く、うまくインにつけない状況でしたが、タイムが出ました。もっとタイムが詰まると思い、SP2に挑みましたが、思うようにタイムを上げることができませんでした。SP1のバランスの方が乗りやすかったので、明日はもう一度見直していきたいと思っています。今日は抜かれてばっかりでしたが、そのスピードが信じられないくらい速くて衝撃的でした。グランプリを走っているんだなと実感しました。明日は、マシンをしっかり仕上げ、もっと速く走れるようにがんばります」