海外旅行に行ったり、最新家電を頻繁に買ったりもしていない。維持費のかかる車も持ってないのに、なぜかお金が貯まらない…。そんな人は、気づかぬうちに浪費をしている「悪習慣」があるのかもしれない。
贅沢はしていないのに「お金が貯まらない」という、
専業主婦の大西杏里さん(仮名・27歳・吉祥寺の分譲マンション在住)。
大西さん夫婦は、去年結婚したばかりの新婚カップルで、憧れの吉祥寺で新生活を始めて2年目となる。杏里さんが今年3月に仕事を止めて、専業主婦となったため、趣味の海外旅行も控え、外食などの贅沢も最低限にとどめているというが、なぜかお金が貯まらないという。
この画像を見てほしい。
実はこの画像に、「贅沢はしていない」と主張する大西杏里さんが犯している
「無駄使い」と言える4個の悪習慣が写り込んでいる。わかるだろうか?
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1.コンビニで買い物を済ませてしまう
便利だと思われがちな吉祥寺だが、実は、普段使いのスーパーが思ったほど多くない。大西さん夫婦は車を持っていないため、杏里さんは出かけた帰りがけのコンビニで、割高な食パンや惣菜を買い込み、夕飯として出すのを常としていた。これは無駄遣いと言える。
2.贅沢しない代わりの「プチ贅沢」チリも積もれば…
普段は節約しているのだからと、コンビニに並ぶ高級スイーツや、割高なスムージーに手を出してしまう「プチ贅沢」。実はこの出費が意外と侮れない。“節約疲れ”で、一旦サイフの紐が緩むと、安いものならまあいいかと出費を繰り返してしまうようになる。チリも積もればなんとやらで、夫婦で高級レストランに行けるくらいの金額はすぐに出ていってしまうので注意が必要だ。
3.夜間のATMでお金を下ろす
サイフの中の残金を把握していないと、日中に銀行に行くことができず、その結果コンビニATMを利用することとなる。緊急時には便利で助かるが、1万円下ろすのにも210円の手数料がかかってくる。普段から夜間のコンビニATMでお金を下ろすのが「無駄遣い」なのは間違いないだろう。
4.大量のクレジットカードを持ち歩く
上手に使えば、会員サービスを受けたり、マイルを溜めることができるクレジットカードだが、常に何枚も持ち歩いているといつどのカードを使った管理しきれなくなり、引き落とし日になって焦ることになりがちだ。支払いに使うクレジットカードは、多くて2枚程度にしておき、管理しきれないものは持ち歩くべきではないだろう。
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お金が貯まらない人の悪習慣を紹介したが、お金を溜めるための習慣は『「なぜかお金が貯まる人」がやっていること』(田口智隆著 廣済堂出版刊)などを参考にするといいだろう。「お金の管理は自己管理だ」という著者の言葉にピンときた人は、役立つアドバイスが見つかるはずだ。
(新刊JP編集部)