本来は外部からの侵入者による万が一の事態に備えるために購入する銃が、家族間の諍いにおいても乱用されるようになって久しい米国。銃社会ならではの恐ろしい事件をたくさんお伝えしてきたが、このほどはアラバマ州で…。
アラバマ州ワシントン郡のキャルヴァートという町で、母親を散弾銃で撃った12歳の少年(それ以上の情報は明らかにされず)が逮捕された。郡保安官リチャード・ストリンガー氏の発表によると、少年は母親の背後60cmまで近づいて背中から発砲。母親はなんとか命を取り留め、治療が続けられているという。
「学校が嫌いで通っていなかった。『行きなさい』とうるさい母親とは口論が続いていた」と話し、少年は犯行についてすべて事実だと認めている。使用された銃は口径も大きい散弾銃の12番。実弾が入っていることを承知の上で親の寝室から取ってきたという。
ストリンガー氏はまた「少年に過去の犯罪歴はありません。現在、身柄は郡少年拘置所に収容されています。殺人未遂事件として起訴されましたが、12歳という年齢ゆえ大人に適用されるような刑罰で裁くことはありません」としている。娘がこの少年と同じクラスだというブレスレット・ブラウンさんは、メディアのインタビューに「物静かな子で問題児という印象はなかったようです」と語り、ショックを隠せないもようだ。
出典:http://local15tv.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)