フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが来季に向けルノーとの契約に合意したと英AUTOSPORTが報じた。期間は2017年からの2年間で1年のオプション付きであると考えられている。
ヒュルケンベルグは、来季フォース・インディアと契約下にあるものの、契約解除条項を利用してルノーに移籍するものとみられていた。
最後のハードルとして、チームがヒュルケンベルグの離脱に合意する必要があるが、それは形式的な手続きになりそうだ。チーム副代表ボブ・ファーンリーは以前から、ヒュルケンベルグが移籍したければそれを邪魔するつもりはないと示唆していた。
現在29歳のヒュルケンベルグは、2010年にウイリアムズからF1デビュー、2011年にフォース・インディアに移籍、2013年はザウバーで過ごしたものの、2014年にフォース・インディアに復帰した。
ルノーのヒュルケンベルグのチームメイトとしては多数のドライバーが候補として挙がっている。
最近ではルノーがウイリアムズのバルテリ・ボッタスとの交渉を開始したことが分かっている。ウイリアムズは来季に向けてボッタスとの契約のオプションを行使する意向ではあるが、その場合、ボッタスのサラリーが大幅にアップするために実行に時間がかかっているようだ。
そのためにボッタスは“プランB”としてルノーへの移籍を検討、交渉を始めたようだが、最終的にはウイリアムズに残留する可能性が高いと考えられている。
ルノーは現レースドライバーのケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーについてもまだ来季候補に残しており、一方で元リザーブドライバーでサマーブレーク後にマノーでデビューしたエステバン・オコンも視野に入れている。
オコンに関しては、フォース・インディアもヒュルケンベルグの後任の有力候補として考えているようだ。オコンはメルセデスのサポートを受けており、現在のマノーのように、彼を起用すればパワーユニットの料金が減額されることが見込める。
一方、セルジオ・ペレスがフォース・インディアに残留することは、今月初めに最近正式に発表されている。