クライマックスシリーズで熱い戦いを繰り広げているプロ野球ですが、その裏では、これまで活躍してきた名選手たちの引退表明も続いています。
横浜DeNAベイスターズの三浦大輔選手がその引退試合で多くの野球ファンに感動を与えたのは記憶に新しいところ。
また、10月13日には読売ジャイアンツの「代走のスペシャリスト」鈴木尚広選手が今季限りでの引退を表明。ネット上では「まだできる」「ありがとう」といった言葉が飛び交っています。
そこで今回は、2016年シーズンをもって引退する三浦選手と鈴木選手が執筆した本をまとめてみました。
■『逆境での闘い方~折れない心をつくるために~』(2012年)
三浦大輔著、大和書房刊
ドラフト6位で横浜大洋ホエールズに入団。甲子園出場経験はなく、奈良の無名校からプロの世界に飛び込み、卓越した投球術を身に付けていった三浦選手。常に逆境にその身を置きながら、自身の限界を超えてきた術を公開した一冊です。
■『打てるもんなら打ってみろ!』(2008年)
三浦大輔著、ロングセラーズ刊
リーゼントの三浦選手が凛々しく映る書影が特徴的。負けず嫌いである三浦選手の熱いメッセージから始まる本書は、その足跡を辿る一冊でもあります。ファンならば必読の書!
■『Be Ready~準備は自分を裏切らない~』(2016年)
鈴木尚広著、扶桑社刊
今年9月2日に出版された一冊で、準備の大切さについて語っています。「絶対に失敗してはいけない」というプレッシャーの中で、壮絶なマークを掻い潜りながら塁を盗むその精神力の鍛え方がつづられています。
■『失敗することは考えない』(2015年)
鈴木尚広著、実業之日本社刊
鈴木選手の野球哲学が詰まった本書には、精神的な部分だけではなく、盗塁技術も明かされている。また故障予防方法や練習方法まで明かされており、一流の能力をいかに研ぎ澄ますか、その術が明かされています。
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今年は他にも阪神タイガースの福原忍選手や、広島東洋カープの廣瀬純選手、倉義和選手、北海道日本ハムファイターズの武田勝選手ら、チームを支えた数々の名選手たちが引退を表明しています。
現役中何を考え、どのようにプレーしていたのか。いずれ、本で読んでみたいですね。
(新刊JP編集部)