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ルパン新作「血煙の石川五ェ門」アフレコレポート、栗田貫一「浪川大輔さんが本当に五ェ門になった」

2016年10月13日 17:52  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

原作:モンキー・パンチ(C)TMS
2017年2月4日より全国公開予定の『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』のアフレコが9月某日、都内スタジオにて実施された。
スタジオには小池健監督と清水洋史音響監督の演出の元、主要キャストだけでなく、エキストラを演じる声優が集結。同シリーズでは2014年に公開された『次元大介の墓標』以来となるアフレコ現場は、ハードな雰囲気が醸し出される独特の空気が漂っていた。

ルパン三世役の栗田貫一は「このシリーズは『ルパン三世』の原作に近いイメージ。ルパンも悪人の泥棒として演じている」と語るとおり、ルパン三世一味の若き頃を描いた作品になる。まだチームになっていないメンバーの若さが表現されており、栗田も「相当ハードでヒールなテイストになると思います」とコメント。「『血煙の石川五エ門』のアフレコをした今日は浪川大輔さんが、本当に五ェ門になったと言える日だと思う。」とも語った。
アフレコ現場では座長としても活躍する栗田は、周囲を立てたり盛り上げたりしながら、エキストラ役の声優にも気を使って差し入れを配る場面も。

小林清志も次元大介について「いつもと違う、次元も緊張感のある顔をしている」と評する。ほかにも剣の達人になる前の粗削りな五ェ門、上司に盾突く若き銭形警部、ルパン達に対しどこか淡白な峰不二子と、今までとは違ったキャラクターの一面が見られる作品だ。

その五エ門を演じる浪川大輔は、人としても未熟な男が成長していく姿を巧みに演じる。音響監督からのさまざまな指示、要求に対して間をおかずに、バリエーション豊かに演技で答えてみて、実力を証明した。
浪川本人も「若さからくる感情的な姿を出しながら、五ェ門の渋さを失わないバランスと、現代の達人・五ェ門への成長を本当に微妙な変化を徐々に加えながら演じました」と語る。

峰不二子を演じる沢城みゆきは、ルパン達に対する接し方をどこか淡白に熱演。銭形警部を演じる山寺宏一は、公安時代の熱さを情熱的に表現。
また賑わうバー店内の喧騒を収録する際には、主要キャストも参加。劇場では喧騒に耳を傾けてみるのも面白そうだ。

『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』
2017年2月4日(土)全国公開
原作:モンキー・パンチ(C)TMS