ミハエル・シューマッハーが個人的に所蔵しているマシンやレーシングキャリアにおける記念品などのコレクションが、2017年末に無料で一般公開されることになった。
7度のF1ワールドチャンピオンであるシューマッハーの家族は、『自動車への情熱を持った施設』であり、『ドライビング文化を体験するための真の世界』と自らを評する自動車博物館、モーターワールドと合意に達した。
まだ完全に一般公開されたことのないシューマッハーのコレクションは、来年末にシューマッハーの故郷ケルペンに程近いケルンに設立されるモーターワールドに展示される予定だ。
「関心を抱いている全てのファンが入場無料でミハエルのコレクションを見られるようにすることが、彼の家族の心からの願いです」とシューマッハーのマネージャーであるザビーネ・ケームは語る。
「ファンの皆さんは思い出にふけり、あの素晴らしい時間を生き返らせるでしょう」
「ケルペンに近く、また自動車に対する情熱があったことが、このコラボレーションが実現した2つの素晴らしい理由です」
カートやキャリア初期に使用していたマシン、そしてF1マシンのパーツやトロフィーなどのコレクションが展示される予定だという。
モーターワールドでは、シューマッハーが最初のF1ワールドチャンピオンを獲得したときに使用していたマシンで、2013年にコレクションに加わった『ベネトンB194』も展示されるようだ。
「ミハエル・シューマッハーの偉業をこういった方法で称えることができ、また彼のファンに近くからコレクションを見てもらえるため、この協定は我々にとって非常に意義深いものだ」とモーターワルドの設立者であるアンドレアス・ダンケルは語った。