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ルノーF1「今や決勝ペースではウイリアムズと互角」。日本GPで自信

2016年10月13日 15:51  AUTOSPORT web

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2016年F1第17戦日本GP ケビン・マグヌッセン(ルノーRS16)
ルノーF1は、この3戦のパフォーマンスに手応えを感じ、中位グループに復帰できたと感じている。ルノーはシンガポール、マレーシアと入賞、日本でもウイリアムズと競う速さを見せた。

 昨年末、ロータスF1チームを買収する形で復活したルノーワークスF1チームは、期待外れのシーズンを送ってきたが、過去3戦は調子が上向いてきたことを実感している。

 ルノーは現時点で今季3回しか入賞していないが、シンガポールとマレーシアで続けてポイントを獲得、日本でもあと一歩のところまでいき、全体のパフォーマンスが進歩した兆しが見えた。

 鈴鹿での決勝でジョリオン・パーマーは、入賞圏内でフィニッシュしたウイリアムズ勢フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスに匹敵するペースを発揮した。
 しかしパーマーはトラフィックに引っかかって最終的に12位。全車完走のレースでチームメイトのケビン・マグヌッセンは14位だった。

「ペースは本当によかった。ウイリアムズのマッサと同じぐらいだった」とパーマーは語った。

「ただかなりトラフィックに捕まり、大幅に時間を失ってしまった」
「それ以外はすべてがかなりスムーズだった。ペースも戦略もよく、タイヤをいい状態に持たせることができた。この2戦、タイヤをすごくうまく使えている」

「僕らは中位グループに加わることができたんだ」

「マクラーレンは散々な週末を過ごし、それが僕らにとってはうまく働いた。トロロッソはシンガポールはよかったが、それも1戦だけで、鈴鹿ではまた後退した。今、中位グループで戦うチームが増えていると思う」

「予選ではウイリアムズの方が少し速かったけれど、決勝では彼らとほぼ互角だった」

「12位フィニッシュというのはとてもいい結果だ。この調子で毎戦続けていけば、大部分のレースでポイントが取れるかもしれない。だって通常はレースで上位半分の中で2、3台は脱落したり、何かしらうまくいかなかったりする可能性があるからだ」


 チーム代表のフレデリック・バスールも同様に、ルノーが上昇気流に乗っていると考えているが、予選パフォーマンスがまだ不足していると語った。

「FP3ではパフォーマンスが良かったし、レースでもだいたい同じペースだった。我々はウイリアムズと戦っていた」とバスール。

「予選で何が起こっているのかを正確に理解しなくてはならない。あまりいい仕事ができなかった。予選ペースを改善しなければならない。それが週末を戦う上でのカギになるのは間違いない」

「我々はダウンフォースが欠けているし、予選では状況を100パーセント活用できたとはいえない」

「FP3と予選を見てみれば、8位と20位のタイム差は極めて小さかった。つまり、好調に戦えればグループのトップになるし、ひとつでもミスをすればグループの最後尾に落ちるのだ」

【2016年ルノーF1のペースの変化】
(各週末の全車中の最速タイムに対するルノーの最速タイム:英AUTOSPORT集計)

オーストラリア:104.060%
バーレーン:104.121%
中国:103.429%
ロシア:103.752%
スペイン:103.201%
モナコ:103.309%
カナダ:103.635%
アゼルバイジャン:103.734%
オーストリア:102.587%
イギリス:103.906%
ハンガリー:102.464%
ドイツ:103.057%
ベルギー:101.631%
イタリア:103.815%
シンガポール:104.134%
マレーシア:102.614%
日本:102.371%