インディカー・シリーズに参戦しているベテランドライバーのトニー・カナーンは、2017年シーズンもチップ・ガナッシ・レーシングと契約を延長。アメリカン・オープンホイールにデビューして20年目の節目のシーズンとなる来季はチップ・ガナッシで引き続き戦うこととなった。
2013年のインディカーチャンピオンのカナーン。2016年シーズンは表彰台を2回獲得しシリーズ7位で終えた。2014年の最終戦フォンタナ以来、勝利から遠ざかっているカナーンは、2016年で契約が終了となっておりその去就が注目されていた。
今季活躍したジョセフ・ニューガーデンを狙っていると報道されていたが、ニューガーデンはライバルチームのチーム・ペンスキーと契約。チップ・ガナッシは、再びカナーンとの契約を延長することを発表した。来季からホンダエンジンに再びスイッチするチップ・ガナッシは、ベテランドライバーの経験にステアリングを託すようだ。
カナーンはNTTデータをメインスポンサーに、引き続きカーナンバー10をドライブする。
「NTTデータと一緒にチップに戻ることができて興奮しているよ。キャリアの中でももっともやりがいのあるパートナーシップのひとつなんだ」。
「僕たちの2016年シーズンは強かったが、リザルトは常にパフォーマンスを反映したものではなかった。2017年に向けていくつかの仕事を見出しているよ」とカナーン。
チームを率いるチップ・ガナッシは、「10号車をドライブするためにトニーと再契約できてとても満足している。トニーは、チームリーダのひとりとして、トラックから強力な役割を果たしてくれていた。彼が戻ってくれて幸運だと思っている」と語っている。
チップ・ガナッシは、2017年も同様にスコット・ディクソン、チャーリー・キンボール、マックス・チルトン、そしてカナーンの4台体制で挑む予定だ。