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「祖母の危篤に『死んでから行け』といわれた」 職場であった最悪のいびり、いじめ体験

2016年10月12日 12:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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あなたは、職場で嫌がらせをされて、つらいと思った経験はあるだろうか。僕はある。だが、ちょっと思い出すと悲しくなるので、ここで紹介するのはやめておきたい。

さて、「ガールズちゃんねる」という女性向けの掲示板サイトにて先日「職場でされて、つらかったこと」というスレッドが立っていた。この内容が結構、見ているだけで沈んでしまうものばかりだったので紹介したい。(文:松本ミゾレ)

「お前が行って元気になるわけないじゃん」

さっそく、目に付いた書き込みを列挙していきたい。

「私が妊娠した時、女の先輩が『これ以上会社に迷惑かけるなっつーの』と陰で言っているのをたまたま聞いてしまった。これ以上って……存在が迷惑だったのかなーと思った」
「個人経営の店長による新人いびりの標的にされました。 専門学校で勉強した事をまったく意味無いと言われたり、最終的に私の存在が邪魔だと言われ辞めました。その事で今でも心療内科に通っています」

大型チェーンの美容室で働いていたという人は、危篤状態になった祖母のもとに行かせて欲しいとお願いしたら、本社にいる上司に「お前が行って元気になるわけないじゃん。死んでから行けば?」と言われた。結局、店長の許可をもらって行ったというが、「その後にすぐに辞めました」と書いている。

こんな具合に、見るも無残な仕打ちを受けた報告が山と寄せられている。ほんの一部だけど、戦々恐々となってしまった。身内の危篤の際にひどいことをいう人間というのも、本当に正気を疑ってしまう。何色の血が流れているんだろう。

職場のいじめが原因で同僚が自殺した、というケースも

今回、書き込みをじっくり読み進めていったところ、8割方は上司やお局のいびりに悩んでいるという旨の独白であった。いびり、いびりというけど、自分より立場の弱い人に対して嫌がらせをするというのは、もういびりというか陰湿ないじめだ。

いい大人が職場の仲間に対していじめをする。これほど情けないこともない。いびりの域を超えたいじめを受けたという報告もあった。

「いじめられました。おばさん達から聞こえるように悪口言われたり挨拶無視されました」
「明日仕事を辞めに行きます。イジメでした。耐えられない私は弱いですよね。 憂鬱な毎日。いなくなってしまいたいです」

それぞれの書き込み、もう読み返すことすらもつらくなってしまう。中にはいじめが原因で、職場で自殺した職員がいた、という書き込みも。経緯はうやむやにされたというが、「いじめたとされる女は今でものうのうと仕事してます」と書いている。

いじめられている人それぞれに人生のバックボーンがある。いじめている人間にとってはただの標的でも、その標的を愛している家族があって、恋人がある。

職場でいじめを受けるぐらいなら面倒でも離職を

いじめをするということは、標的の心を壊すだけではなく、その標的を愛して育んできた人々の心をも殺す行為だ。こんな恐ろしいことをやってはならない。

もしもあなたが今、職場で嫌がらせやいじめを受けているのであれば、多少面倒でも、離職するなどして逃げるべきだ。こういう話をすると「無責任な。この就職しにくい時代に勝手なことを」と余計な口出しをしてくる者もあるが、いじめを受けて精神の平静を欠くよりも、一時無職になる方がよほどマシだ。

いじめが横行する職場もあるが、平和で協調性が保たれた職場も必ずある。嫌な環境で働き続けて心を病むよりも、そういった職場に出会うまでしばらく一人で奮闘する方がよほど有意義だ。

心と体の健康は人生を歩む上での資本。これを損なう環境に長く留まって、良いことなんてほとんどない。

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