ルノーとニコ・ヒュルケンベルグの双方が、次戦アメリカGPより前に、3年目をオプションとする2年契約の締結を望んでいるようだ。
しかし、現時点でヒュルケンベルグはフォース・インディアと来シーズンの契約を結んでいる。免責条項はあると思われるが、当事者間で支障になるであろう詳細部分の解釈が進められている。
ヒュルケンベルグはフォース・インディアからの移籍を強く望んでおり、いっぽうのルノーはチームをリードする経験豊富なドライバーとの契約を目論んでいる。
チームメイトのセルジオ・ペレスはルノーと契約に向けて進んでいたが、その過程で困難に直面し、シルバーストーンを本拠に持つフォース・インディアに残るというオプションを選んだ。
ルノーはまた、トロロッソのカルロス・サインツJr.にもアプローチしたが、彼を必要とするレッドブルの意向ですげなく断られた。
今年ワークスチームとして結果を残せていないルノーにおいて、ヒュルケンベルグの持つ経験は今後F1で前に進むために極めて重要な要素と考えられている。
2010年にウイリアムズでデビューして以来、27歳のヒュルケンベルグはこれまで111回のレースに出場した。フォース・インディアには、2013年のザウバーを間に挟んで4年間在籍している。