ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーはF1日本GP戦でのエステバン・グティエレスへの接触について、カルロス・サインツJr.を非難しないが彼は”過剰反応だった”と考えている。
最終シケインにアプローチするなか、グティエレスとサインツJr.が並走となった時、グティエレスがスピンを喫してサインツJr.の車のフロントウイングにダメージを負わせた。
グティエレスは追い越しをかけようとしていたのではなく次の直線で攻撃をしかけるポジションを取ろうとしていただけだとシュタイナーは語った。
「エステバンは追い越そうとしてなかった、彼は態勢を整えようとしていた」とシュタイナーは言った。
「しかしサインツはエステバンが、追い越しにはかなり奇妙はコーナーで追い越しをかけようとしたと思い、過剰に反応したんだ。特に我々はこれほど速くないのに」
「エステバンは早めにブレーキングをかけたと言っていたが、それらは2人の間で整理して解決する必要がある」
「私はサインツを責めるつもりはないが彼は愚かなことをした」
11番手位からスタートのフェリペ・マッサと12番手スタートのバルテリ・ボッタスのウィリアムズ勢に遅れチャンスを掴めず、チームメートのロマン・グロージャンは11位、グティエレスは20位でレースを終えた。
シュタイナーは2台のマシンとも予選トップ10からレースをスタートしたにも関わらず、7回目の11位フィニッシュはがっかりだと認めた。
「どんな事をできるか我々が分かり、それに近づいているという事は明るい兆しだ」とシュタイナーは述べた。
「7回の11位フィニッシュはあまりいい気分ではないが我々には速さがあるとわかったことは良い事だ」
「よく見てもらえれば、競争力のある5つのチームは2台とも、我々に先行している」
「ウイリアムズに攻撃をしかけたが彼らは戦略(スターティングタイヤの自由選択)にアドバンテージがあったためうまくいかなかった」
「不満なわけではない。常にリスクがあるから、タイヤ選択のアドバンテージよりもQ3に進出できたほうが良いと思った」
「鈴鹿ではウイリアムズより速かったが、コース上で追い越すのはとても難しかった」
「現状維持は利点だが、我々は確実に良くなってきている」