2016年F1日本GP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは4位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=4位
スタートはとても良かった。最初の2周で(ダニエル・)リカルドと(セルジオ・)ペレスを抜いて、だいぶ順位を上げたし、ペースも(マックス・)フェルスタッペンより速かった。
今日はフェラーリが2番目に速いクルマだったと思う。だから、彼に追いつくのは時間の問題だと思っていたけど、マックスはトラックポジションを守るために可能な限り早いタイミングでピットに入り、それを見事に成功させた。
僕らは最後のスティントをソフトタイヤで乗り切ろうと試みた。この作戦は最初はうまく行くと思ったが、デグラデーションが思ったよりも大きくて、徐々に離されてしまうことになった。
失敗をあとから批判するのは簡単だし、何でもよくご存知の「専門家」の方々は、あれこれと言うに違いない。でも、ピットウォールの人々だけでなく、クルマに乗っていた僕自身もこの戦略で行くことを望んで、そのために第2スティントを少し延ばしたんだ。
周回遅れのトラフィックのおかげで、大きくタイムを失ったのも事実だ。僕はいつもセクター1で周回遅れに引っかかっていたような気がする。あそこでは、抜かれる方もラインを譲るのが難しいから、僕は大きなタイムロスを抱えることになり、おそらくそれでルイス(・ハミルトン)に対してポジションを失った。彼は周回遅れのほとんどをストレートで処理できたようだからね。
ただ、それがなかったとしても、終盤の僕のペースではポディウムを狙うのは難しかったかもしれない。