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【スーパーGTタイ】日曜フリー、気になるNSXのロング。GT300はサファリでクラッシュ。

2016年10月09日 13:21  AUTOSPORT web

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ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT
スーパーGT第7戦タイの日曜フリー走行が行われ、GT500はフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R、GT300はB-MAX NDDP GT-Rがトップタイムをマーク。午後の決勝に向けて、好調さをアピールした。

 午前10時前にも関わらず、気温32℃、路面温度39℃の高気温で、前日の予選日を越える暑さの中で始まった30分間のフリー走行。セッション開始直後から各車、精力的に周回を重ね、大きなトラブルもなく進行。前日の予選結果を反映させるように、GT500はWedsSport ADVAN RC F、WAKO'S 4CR RC Fがタイムシートの上位に顔を並べる。

 最終的には佐々木大樹がステアリングを握ったフォーラムエンジニアリングがトップタイムをマークし、いい感触で決勝を迎えることになったが、気になるのはNSX陣営。最上位はEpson NSX CONCEPT-GTの9番手で、ブリヂストンユーザーは10番手のARTA NSX CONCEPT-GTが最上位。

 予選2番手のドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GTも12番手と、フリー走行とは言えども、前日の予選結果から見れば物足りない結果となった。ウエイトハンデの軽いNSX勢はもっと上位に来ていいはず、ロングランでの安定性が気になるところ。懸念されたピックアップの問題が再発しているのかもしれない。

 また、ランキング上位のMOTUL AUTECH GT-R、ZENT CERUMO RC Fもほぼテールエンダー争い状態となっており、ウエイトハンデが重いクルマは、改めて、このタイでは厳しい戦いを強いられることになりそうだ。

  一方、GT300クラスは、タイ2連勝中と相性の良いB-MAX GT-Rがトップタイム。2番手にポールシッターのVivaC 86 MC、3番手にGAINER TANAX AMG GT3と続いている。

 トップのB-MAXは星野一樹、ヤン・マーデンボローのふたり合わせて18周を走行。1分34秒台中盤から1分35秒0台のラップで周回。2番手のVivaC 86は16周。そのうち12周を土屋武士がこなしている。

 なお、セッション終盤に乗り込んだ松井孝允はチェッカーまで残り50秒というタイミングで1コーナーでコースアウト。アウト側のグラベルに捕まってしまっている。


 ワイルドカード参戦車両は、Vattana BMW M6 GT3が1分34秒854で11番手、Arto MC 86は1分35秒702で22番手だったが、このフリー走行後のサーキットサファリで、Arto 86は最終コーナーで単独スピンをし、イン巻きの形でイン側のガードレースにクラッシュ。ドライバーに大きな怪我はなかったようだが、決勝までに修復が可能か、参加が危ぶまれる。