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ARTA NSX CONCEPT-GT スーパーGT第7戦タイ 予選レポート

2016年10月08日 20:51  AUTOSPORT web

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ARTA NSX CONCEPT-GT
過去2年のデータを見事に活かし4位
 今年で3回目となるタイ、ブリーラムのチャン・インターナショナルサーキットだが、今年は最も手応えを感じる事が出来た予選となり、4番手グリッドから明日の決勝をスタートする事になった。

 ここのサーキットはSUGOや鈴鹿のコースに性格が似ているので、バランスの良かったこの2つのサーキットのセットを参考に車を持ち込んだ。午前のセッションは気温の変化によりセットアップに躊躇するところもあったが、SUGOや鈴鹿のサーキットの過去2年のデータが我々を助けてくれた。

 Q1は野尻智紀が担当。野尻はノーミスでQ1を走り切り、見事2番手でQ1を突破し、Q2進出を決めた。Q2の松浦孝亮は、午前のセッションであまり走行をしていなかったものの、車を見事にコントロールし、4番手のタイムを叩き出した。車のバランスは今シーズン最高の出来で、明日の決勝が期待される。


鈴木亜久里監督のコメント
「午前のセッションでスピードが無かったので、予選でQ1突破出来るか微妙なところだったけど、チームとドライバーが頑張ってくれて良いポジションにしてくれたね。明日は大量ポイントを獲得したいね」

星学文エンジニアのコメント
「ここのサーキットはSUGOと鈴鹿に近いところがあったので、上手くまとめる事が出来れば、戦えるレベルの速さになると思っていました。午前は順調にメニューをこなす事が出来て、タイヤの比較も行えたのでセッティングも大きく変える事なく、そのまま予選に挑みました。15号車が速かったので、足りなかったものが何か突き止めて明日の準備を進めたいと思います」

松浦孝亮選手のコメント
「このサーキットは3年目になりますが、今までで一番車の状態が良いですね。午前のセッションで気温が変わっていく中で、バタバタしてしまったところがありましたが、過去2年間のコンディションの先読みが上手く出来たと思います。ホンダの中では15号車が速かったですが、色々な条件を考えるとまずまずの結果だったと思います。明日のレースは天気がどうなるか分かりませんが、それを読みながらしっかり戦っていきたいと思います」

野尻智紀選手のコメント
「朝の走行から車のバランスはまずまずで、微調整をしたところ予選までに良い状態に仕上がりました。車のレベルも確実に上げる事が出来たと思うので、それが予選の結果につながったと思います。もう少しセットアップを進めたい部分もありましたが、決勝に向けてバランス向上を目指したいと思います」