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ポルシェカレラカップ ジャパン第10戦 予選レポート

2016年10月08日 20:31  AUTOSPORT web

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ポルシェカレラカップ ジャパン第10戦 予選
プレスインフォメーション
2016年10月08日

ポルシェ カレラカップ ジャパン2016 第10戦 予選 レポート

 鈴鹿市. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第10戦 予選を鈴鹿サーキット(三重県)にて、2016年10月8日(土)に開催いたしました。

 3月の合同テストから始まったポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2016年シーズンもいよいよ大円団を迎える今大会は、F1日本グランプリのサポートレースとして開催される。金曜日に行われた2回の練習走行では、多くのカレラカップパイロット達がいつもとは違う路面に悩み、コースアウトやスピンが続出。ほとんどのPCCJ大会はスーパーGTの共催レースとして開催されているのだが、この週末はF1グランプリのサポートレースと言う事もありF1が使用するタイヤのラバーで覆われた路面とPCCJの指定タイヤであるミシュランタイヤとのマッチングが悪いのではと言うコメントが多くのチーム関係者から発せられた。

 第9戦鈴鹿の勝利によって、すでにオーバーオールクラスのチャンピオンを獲得した#77近藤翼も「グリップが無くタイヤが空転するため、内圧がすぐに高くなってしまう」と苦戦した様子も、さすがのトップタイムで実力を見せつけた。2番時計を記録したのは6月の富士スピードウェイで行われたルシェ カレラカップ アジア(PCCA)ラウンドで2連勝を果たし、その賞典としてゲスト参戦している#88ユアン・ボーだ。今週末、鈴鹿入りする前にも来日してテストを行うなど万全の態勢で臨んだ#88ボーは、「幅も狭くて難しいが、攻略しがいのあるコース」と日本が誇るグランプリサーキットの印象を語った。3番手には#77近藤と同じく前戦でジェントルマンクラスのチャンピオンを決めた#7星野敏が続いた。


PCCJ2016 第10戦(鈴鹿)公式予選
天候:曇り 路面:ドライ
 東海地方は週末を通して雨との予報が出ていたが、夜半から降り始めた秋雨も夜が明ける頃には止んでいた。F1日本グランプリの予選が終わり、暫しの静寂が鈴鹿サーキットを包んでいた午後3時半、PCCJ第10戦の予選はタイムスケジュール通りにスタート。昨日は口を揃えて「酷かった」と路面を確認すべく、グリーンシグナル直後から21台の911 GT3 Cupはコースに出て行った。

 上位陣のターゲットタイムは金曜日に#78近藤が記録した全体ベストタイム、2分07秒420。その#78近藤は1回目のアタックで7秒台を出した次のアタックで鈴鹿でのPCCJレコードラップに迫る2分5秒839で2位以下に約2秒の差を付けてトップに立つ。#78近藤とともにフロントローに並ぶ権利をかけて激しい争いを繰り広げたのは#88ボーと#14三笠の2台。

 まずは#88ボーが7秒台前半で2番につけるが、予選開始から12分が過ぎ、ほとんどの車がピットインしたタイミングで#14三笠は2セット目のニュータイヤを投入。その甲斐もあり残り10分になる頃に2分07秒119で#88ボーを上回る。#14三笠はタイヤをセーブすべくコースから出て行ったが、最後の最後に2セット目を投入した#88ボーはその直後に2分07秒004で#14三笠を上回った。

 #14三笠に並んで2列目からスタートするのは#7星野。その後ろに続くのは、#9武井真司、#98IKARI GOTO、#24Go Max、#32永井秀貴といずれも強力なドライバーが虎視眈眈と日曜日の決勝でのジャンプアップを狙う。

 PCCJ第10戦の決勝レースは10月09日の11時15分から10周で争われます。